3月も下旬近く、東京は朝から雪が降り、雷もなるという天気になりました。それでもいくつかの写真展を拝見してきました。いずれも白黒プリントばかりです。
古谷津純一写真展 東へ西へ (ギャラリーE&M西麻布)
このところハイペースで個展を開いている古谷津さんの展示です。前回からほぼ1年たちました。6×6のスクエアフォーマットで統一した写真が並んでいます。それに倣って会場風景もスクエアにしました。
ステートメントは「(光景から)放たれた光の粒子は、秒速約30万kmの速度でフィルムに塗布されたハロゲン化銀に衝突し、潜像を形成する・・・そして自身の脳神経細胞に感動として記憶される・・・」と、きわめて学術的な表現になっています。なによりも、感動をもたらす光景を発見する能力こそが大切だと実感させられます。印画紙という紙に、漆黒の闇と光を記録する醍醐味が味わえる展示です。
服部一人写真展 パノラマ・東京・ミレニアム (ギャラリーストークス)
1999年から2000年にかけて、東京都内を6×12というフォーマットで撮り歩いた記録だそうです。何と手持ち撮影。四半世紀という時間を隔てて見ると、まだ昭和の雰囲気がのこっていて懐かしくなります。← 作者とギャラリーオーナーの2ショット。作品に合わせてパノラマにしました。
吉良俊一写真展 もうひとつの影 (富士フイルムフォトサロン 東京)
デジタルカメラで撮影し、「銀プリント」に仕上げた作品だそうです。ビルの窓などに映った影を、抽象的なフォルムとしてとらえた作品が魅力的です。タイトルパネルはアクリル板に印刷したものを壁から5cmほど浮かして掲示し、その「影」を見せるという凝った仕掛けでした。会場を出ることには、天気もすっかり回復していました。
0 件のコメント:
コメントを投稿