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2018年12月7日金曜日

しゃもじ

粉末の薬品を撹拌するには棒状のものより、しゃもじを使ったほうが効率が良いという話を聞いてから、永年愛用してきました。

最近「立つしゃもじ」なる便利グッズがあることを知り、早速求めました。
 薬品で濡れた状態でも気にせず立てておけるので、中々便利です。
しゃもじという、きわめてシンプルなものにも改良の余地があるものだとつくづく感心した次第です。
表面のディンプル加工が撹拌により効果的かどうかはわかりませんが・・・



デザインも優雅で、どこかむかしのパントンチェアを思わせます。

2018年12月6日木曜日

村上友晴展と内藤明展

季節外れの暖かさから、師走相応の気温になってきたようです。

目黒区美術館の村上友晴展最終日。
この画家のことは初めて知りましたが、「描く」というよりは、刻みつけるといった途方もない作業で創られたという作品が並んでいます。https://mmat.jp/media/sites/2/20181013press.pdf

自分が気になったのは「詩篇I」と題された8枚組の小品。
A4ほどの紙の中央、数センチ四方に微細なテクスチャが描かれています。キリスト教の祈りをテーマにしているそうですが、なぜ偶数なのだろうか、などとあらぬことを考えながらしばらく目を凝らしていくうちに、自分の内部にあるものが現れてくるような感じに襲われます。
この作家が自分の作品を「完成した」と判断するのはいったいどのような条件なのでしょうか。

ついで、高田馬場 Alt_Medium 内藤明写真展 once

おりよく先生が在廊でお話を聞くことが出来ました。明るい風景でありながら、漆黒の闇から現れてきたような世界が広がっています。印画紙も最大黒濃度が高いものを選ばれたとか。撮影のスタイルからプリントまで、きわめてつよいこだわりを感じる展示です。
中に数点、拙宅近くの公園で撮影されたものがありました。キャプションを見るまではそれと気づかなかったのですが、見慣れたものも視点を変えることで全く違った世界が描けると、改めて思い知らされた次第。

2018年12月2日日曜日

ブックオブスキュラ

今年もあっという間に師走。どんよりと曇った日曜の午後、落ち葉の積もった公園を撮影しました。

先日TOYOカメラサービスで求めたストロークの長いレリーズを使用。プレスシャッターでも快適に切れます。






公園から少し歩いたところに「ブック オブスキュラ」という写真専門の古書店があり、初めて立ち寄りました。
きけば神保町から移転して一年近くになるとか。

店内では小林紀晴写真展 tokyo nature photo を開催しています。


限定200部サイン入りという作品集もあったので、おもわず購入しました。

2018年11月28日水曜日

プリントコレクション その2

前にも書いたように、研究会ではプリントをコレクションすることも重要な活動としています。そんなわけで拙宅にも少しずつプリントが増えてきました。そうなると保管や展示も悩むことになります。
ブックマットを作って額に入れるのが展示のお約束ですが、写真展の会場と自宅とでは大きさの感じもかなり変わってきます。写真展では当然大きいほうが見ごたえがあるのですが、家に飾るには全紙や半切では大きすぎるようです。
写真左から、「16×20額に入れた11×14プリント」「8×10マットに入れた5×7プリント」「14×17額に入れた8×10プリント」。
写真展では展示用と販売(コレクション)用にサイズ違いを準備するのがよいかもしれません。

2018年11月26日月曜日

富士フィルムギャラリーへ

 今日は富士フィルムのギャラリーをハシゴしました。
丸の内MY  PLAZA 4階で織作峰子さんのスイスアルプスのデジタルで撮影された写真を見学し、在廊されていた織作さんと2ショットの写真を撮っていただきました。
 その後、六本木に移動し1階ギャラリーでアンセルアダムスやウエストンの写真を堪能しました。オリジナルの銀塩写真は美しい。

明日から始まる写真展のハガキ頂いてきました。オイルプリントも数点展示するそうです。
織作さんに許可得ましたので写真添付します。



2018年11月25日日曜日

マルセル・デュシャンと日本美術展

秋晴れの日曜日、上野の国立博物館でデュシャン展へ。


宣伝が行き届いているせいか、難解な?現代アートでありながら随分混雑しているようです。100年近く経っているので、十分市民権は得ているのでしょう、第一次大戦などの大きな社会的背景がどれほど彼の考えに影響したのか、あまり深く考えずに楽しむことが出来ます。


興味深かったのは、デュシャンが自作のミニチュアやメモなどを箱に入れたものを「作品」にしていること。「箱に入れる」ということで、ただの複製も秘密めいた、魅力のあるモノになるような気がします。なかでも「Lumiere et Jougla」という乾板か印画紙と思しき箱は、箱そのものにも惹かれました。

この種の企画展としては珍しく、殆どの作品が写真撮影可となっています。それは良いのですが、会場でひっきりなしにスマホのシャッター音がひびくのは少しうるさい。
逆に「撮影不可」の展示はマン・レイのプリントであることが多いようです。

展示の最後には「遺作」の映像が「堂々と」上映されています。以前、杉本博司の展示で想起したのですが、この遺作も秘密の「箱」のように思えてきました。

観終わってから、隣の「旧博物館動物園駅」の公開に立ち寄ると、なんと「本日の整理券は終了しました」とのこと。それでも、初めてここの扉が開いている様子を見ることが出来ました。

ポラロイドによる作品

11月24日、夕暮れの渋谷から池尻大橋まで歩き、モノクロームギャラリーレインのShu Koumura写真展へ。

初日なので普段はドイツに駐在しているという作者とお話をすることが出来ました。聞けばタイプ55など、はるか昔に製造中止となったピールアパート式のポラロイドフィルムを使って作品作りを続けているそうです。フィルムはオークションなどで出品があり、未開封であればまだ使えるそうです。そのかわり、1パックがン万円もするので、費用は莫大にかかるとか。
(どなたか未開封のタイプ55をお持ちであれば、御本人にコンタクトしてください!)

ブラウンに調色されたプリントで、暗鬱な冬のドイツの森が描かれています。このような表現にポラロイドはあっているようにも思えます。

パーティではドイツ土産という貴腐ワインをごちそうになり、すっかり暮れた池尻を後にしました。