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2019年11月1日金曜日

上野と表参道

東京の11月幕開けは快晴の一日でした。
秋になると写真展などの案内も沢山いただきます。
まず、上野の東京都美術館 国展受賞作家展。

入る前に驚いたのは手荷物検査をやっていること。そういえば上野駅から一番近い通用口は閉まっていました。
展示は写真だけでなく絵画、版画、工芸など膨大なものです。写真もコンベンショナルなものからCG合成のようなものまで様々なバリエーションがあります。
内部の写真は撮れないので、入り口の看板です。

ついで表参道Gallery5610のPhotography Art Asiaへ。
こちらも様々な技法や表現の写真が楽しめます。
春日広隆氏の巨大なプリントは至近距離から見るとその精密な描写に圧倒されます。カラー写真に新境地を開いたということでした。

いろいろお話していて気がついたのですが、写真のもつ重要な要素に空間を感じさせることがあるのです。もちろん、広大な空間そのものを撮ったものに限らず、逆に閉じた空間でも無限の広がりを感じさせる効果があるのでしょう。自分がコンピューターグラフィックス風の作品にあまり魅力を感じないのは、空間の広がりを感じさせるものが少ないせいもあるからでしょう。


Cojuさんの海景は初秋にぴったりの静謐さに満ちています。長時間露光がディテールを消し、時間と空間の広がりを強調するようです。






陽も傾いてきたころ渋谷駅に着きましたが、見慣れたいつもの雰囲気と違っています。スクランブル交差点を見下ろす大窓に紙が貼ってあるのです。どうやら昨夜のハロウィン騒ぎを見えないようにしたのでしょう。これも対策費用という1億円に含まれるのでしょうか?

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