初めのほうにはアジェのパリに続いてアボットの「変りゆくニューヨーク」シリーズが展示されています。身の回りが大きく変貌していくさまはやはり写真にとって大きな題材なのでしょう。
奈良原一高の軍艦島と宮本隆司の九龍城砦シリーズも圧巻で、どちらも「まだ」廃墟にはなっていない時点で撮られた写真ですが、限りなく廃墟のイメージが漂っています。九龍城砦の最後に展示された巨大なプリントは建物というより人間たちを飲み込んだ怪物のような迫力です。
ここで気が付きました。「都市の写真は巨大でないといけない」のです!
展示を見終わった頃に、ロビーから妙なる雅楽の調べが聞こえてきました。
急ぐこともないので、恵比寿から渋谷までぶらぶらと歩いていくとマリオカートの一団とすれちがいました。
このあたりの景色も激しく変化していきます。
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