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2013年6月27日木曜日
ベローズファクター、相反則不軌について、
懇切な説明、ありがとうございます。「なぜ、補正が必要か」について、おおよそのことが理解できました。しかし、言語的理解が実践応用に直結するかどうか心許ない次第です。でも、言語的理解なしでは、実践など及びもつかないわけですから、これでまた一つ、大判カメラを使うに当たってのパースペクティブが、確実に広がりました。
2013年6月24日月曜日
ベローズファクターなど・・・
簡単に解説すると、
Bellows Factor 接写などで考慮する露出倍数
たとえば拡大率が1、つまり等倍撮影の場合は有効な絞り値がレンズの目盛りの2倍になるため、露出時間は4倍にする必要があります。 レンズの焦点距離には関係なく、被写体の実際の大きさと、ピントグラス上の像の大きさの比率だけできまります。
Reciprocity Effect 相反則不軌
シャッター速度が極端に長い場合は、露出計が示す値を補正する必要があります。
(短い場合も該当しますが、大判カメラの場合はほとんど関係ありません)
(短い場合も該当しますが、大判カメラの場合はほとんど関係ありません)
補正の度合いはフィルムの銘柄によって異なるため、メーカーのデータシートを探して適宜転記しました。
たとえば、イルフォードHP5+では、露出計の指示が10秒の場合、実際には30秒露出する必要があります。 接写に限らず、露出時間を長くする場合には考慮が必要です。
接写の場合は蛇腹が伸び、さらに露出時間も長くなるので、上の二つを同時に考慮する必要があります。
たとえば等倍撮影の場合、露出計の読みが3秒であれば、ベローズファクターで4倍、すなわち3×4=12秒
使うフィルムがHP5+であれば、さらに約3倍なので36秒に補正します。
ピント合せと絞り
大判カメラには被写界深度目盛りがありません。 そのため、深度に入れるためには次のようにします。
被写体のなかで、ピントを合わせたい最も遠いところと近いところにそれぞれピントを合わせます。そのときの蛇腹の伸び量を計り、表から絞り値を求めます。 フィルムの位置は両者のちょうど中間に置いて撮影します。
フィルムのサイズによって絞り値は異なります。
8×10のフィルムで撮影しても、仮に4×5までトリミングするのなら表の4×5の欄を使います。
2013年6月23日日曜日
天気の悪い日は静物撮影
梅雨時で天気が安定しないので、部屋の片隅に作った棚のなかのミニスタジオで静物撮影にとりくみました。
照明は棚に吊るした蛍光灯と、最近めっきり出番がなくなってきたスライドプロジェクターという簡易構成。
あれこれ工夫しているうちに半日はあっという間に過ぎてしまいました。 蒸し暑いので汗だく!
今年の研究会のお題は「食」なので、題材にキノコを選んだのですが、これが巨大な塔のようにみえてきました。 そこで建築模型の梯子を買ってきて組み合わせ、幻想的な建築物のイメージにしています。
4×5でほぼ等倍なので、ピントあわせに苦労します。ローアングルにするため三脚は目いっぱい開脚、被写体を動かしたほうが楽なのですが、そうすると照明が変わってしまいます。
最大のf64に絞ると露出計の読みは3秒、ベローズファクターが4倍なので12秒、イルフォードHP5+では相反則不軌で実際の露出は30秒になりました。 さて、現像結果はどうなりますか...
照明は棚に吊るした蛍光灯と、最近めっきり出番がなくなってきたスライドプロジェクターという簡易構成。
あれこれ工夫しているうちに半日はあっという間に過ぎてしまいました。 蒸し暑いので汗だく!
今年の研究会のお題は「食」なので、題材にキノコを選んだのですが、これが巨大な塔のようにみえてきました。 そこで建築模型の梯子を買ってきて組み合わせ、幻想的な建築物のイメージにしています。
4×5でほぼ等倍なので、ピントあわせに苦労します。ローアングルにするため三脚は目いっぱい開脚、被写体を動かしたほうが楽なのですが、そうすると照明が変わってしまいます。
最大のf64に絞ると露出計の読みは3秒、ベローズファクターが4倍なので12秒、イルフォードHP5+では相反則不軌で実際の露出は30秒になりました。 さて、現像結果はどうなりますか...
2013年6月17日月曜日
ソフィ カル―最後のとき/最初のとき
雨の日曜日、品川の原美術館で「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」を観ました。
生まれて初めて海を見る人たちの表情を淡々と写したビデオなど、「判りやすいコンセプト」で、私たちがふだん意識せずにいる「見ること」「見えること」の大切さを再認識させるものです。
つい「自分が最後に撮る写真はどんなものになるだろうか?」などと考えてしまいます。
それにしても9000円超の図録にはたまげて手が出ませんでした。
2013年6月16日日曜日
2013年6月11日火曜日
命がけの写真?
休会中のSさんから、こんな写真家がいるという情報をもらいました。
http://www.mitchdobrowner.com/
ファインアート写真なのですが、鬼気迫るものを感じます。
ホームページにこんな一節が引用されていました。
"Our job is to record, each in his own way,
this world of light and shadow and time that
will never come again exactly as it is today."
Edward Abbey 1927-1989
今日の光は二度とない、ですね。
http://www.mitchdobrowner.com/
ファインアート写真なのですが、鬼気迫るものを感じます。
ホームページにこんな一節が引用されていました。
"Our job is to record, each in his own way,
this world of light and shadow and time that
will never come again exactly as it is today."
Edward Abbey 1927-1989
今日の光は二度とない、ですね。
2013年6月9日日曜日
フィルム現像
夕方、気温が少し下がってきたので撮影済みのフィルムの現像。
イルフォードHP-5 8×10サイズ 2枚
定着が終わった時点で少しマゼンダ色がベースに残ってしまった。
新しい定着液に浸すと20~30秒できれいに抜けた。
水洗を終え乾燥のためワイヤーに吊るす。
かねこ
イルフォードHP-5 8×10サイズ 2枚
定着が終わった時点で少しマゼンダ色がベースに残ってしまった。
新しい定着液に浸すと20~30秒できれいに抜けた。
水洗を終え乾燥のためワイヤーに吊るす。
かねこ
2013年6月2日日曜日
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