西麻布のギャラリーE&Mで、土居慶司氏の「ポーセレン・プリント展」が開催中です。
5月9日まで。 http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/
白いタイルの表面にカーボン・トランスファーという技法で焼き付けたという白黒画像はとても美しく、繊細な輝きを放っています。
昨年9月に横浜の吉田町画廊で拝見したときもその階調の美しさに驚いたのですが、今回はより大きいサイズも展示されていて、見ごたえが増しました。 何でもない路傍の草の葉がメタリックに輝くさまは、この技法の白眉といえるかもしれません。
出来上がった作品を見るだけでは判らないのですが、制作には相当の技術的な苦労があるようです。 画像の耐久性もきわめて高く、数百年は変質しないそうで、文字通り後世に残るものでしょう。
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