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2016年9月29日木曜日

藤田修 フォトポリマー グラヴュールの作品展

 吉祥寺駅から公園通りを少し歩くと、ギャラリー惺(さとる)があります。 入り口は地下一階でうっかりすると見逃してしまいそうですが、内部は白一色で清潔な感じの空間になっています。
http://gallerysatoru.com/

 ここで開催中の藤田修 Lost Timeを観てきました。 (10月2日まで)
フォトポリマー グラビュールという版画技法で、写真を元にした画像を雁皮紙に刷ったものです。
 ギャラリーの真っ白な壁に展示された作品は、雁皮紙のもつ柔らかな風合いと色味がひときわ際立つようです。
 作品は西洋の室内を思わせる闇を基調とした絵で、わずかなハイライトまでのグラデーションが美しく描写され、タイトルや作家のステートメントにあるように過ぎ去った時間を感じさせるものでした。 

 同じ建物の上階には保久良(ほくら)珈琲という落ち着いた喫茶店があり、この2軒に立ち寄るだけでも吉祥寺を散策する価値があります。

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