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2017年7月20日木曜日

生誕140年 吉田博展

写真展ではありませんが、「生誕140年 吉田博展」は一見の価値があります。私はヨセミテ公園や渓流の版画の印象が強かったのですが、展示を見ると油彩、水彩などの画業の多彩さに驚きます。アメリカのみならず世界各地を旅して描いた作品が多いことも、当時の海外渡航事情を想像すると驚異的です。
洋画界の重鎮であった黒田清輝と対立したというエピソードや、三宅克己の水彩に大きく影響されたという話も初めて知りました。
で、作品ですが、関東大震災をきっかけに手掛けたという木版画がやはり圧倒的です。水に映る陽の光のグラデーション、夕景の中にぽつんと光る灯りなど、版画という比較的ダイナミックレンジの狭い技法を用いながら、そこに光の存在を感じさせる技術は本当にすばらしい。
写真表現にも大変参考になります。
8月27日まで 損保ジャパン日本興亜美術館


2017年7月11日火曜日

写真展 ゼラチン・シルバー・ファインプリント

ゾーンシステム研究会の有志とプロ写真家の5人でグループ写真展を開くことになり、7月10日夕方に骨董通りのギャラリーストークスで展示作業を行いました。

富士山、雪景色、植物、風景、静物など作者それぞれの想いを並べるには少し手間取りましたが、2時間ほどでほぼ目鼻がつきました。
展示の釘打ちはさすがにギャラリーにお任せして7時ごろには解散。





いよいよ明12日からスタートです。多くのご来場をお待ちしています。