さよならアクロス

ついにアクロス・シートフィルムの店頭在庫がなくなったという情報がありました。昨年の夏に助命嘆願の署名活動をしたのですが、やはり無駄でした。海外の通販サイトにはまだ在庫あり、という表示もあるのですが…

で、冷蔵庫にしまっておいた手持ちで撮影し現像しました。
最後のカットになったのはつくば駅前の公園にあるロケットの夜景でした。アクロスは相反則不軌が殆どなく、長時間露光には使い易かったのですが。

現像が済んでヌケのよいネガを眺めていると、古いタイプの相反則不軌が大きなフィルムのほうが、かぶり濃度が乗って焼き易いようにも思えてきます。選択の余地が狭まってしまい、比較検討することも出来なくなったのが残念です。

プリントコレクション

研究会ではオリジナルプリントのコレクションを奨励しています。会員相互でコレクションすることが手軽なのですが、今回は小生の家内が会員の作品を気に入り、ぜひ入手したいということで譲ってもらいました。

ロシアの世界遺産・スーズダリという古都にある中世の教会を撮ったものだそうです。
オリジナルのプリントを見て「形の美しさだけでなく、壁の質感からも、この教会が永年大切にされてきたことがわかる」というのが購入者の感想でした。

8×10サイズのプリントをお願いしたので、14×17のフレームにあわせてマットを切り、玄関に飾りました。

新年会

今年初めの例会の後、研究会の新年会を行いました。

みなさん、とても楽しい会話も弾んであっという間の２時間でした。

本年もどうぞよろしくお願いします。（お）

街を歩く

いぜん四ツ谷三丁目にあったルーニィ247が小伝馬町に移転して早くも1年経ちましたが、土曜の夕方に初めて訪れました。

日も暮れた5時半ごろ、地下鉄馬喰横山駅からしっかり迷って到着すると、丁度「街を歩く」ワークショップ展のパーティ真っ最中でした。

おなじみの顔もあり、少し飲物をいただいてから拝見。
都内に限らず、色々な街に通って気になる風景をコレクションした写真は、参加メンバーの個性も様々で見飽きることがありません。テーマを決めて息の長い撮影を行うことは、たぶんメンバー相互の影響もあってとても楽しいものだったと想像できます。

展示スペースは四ツ谷時代に比べてひろく、壁面も最大35メートルは取れるということでした。

カンボ

表参道から少し路地を入ったピクトリコギャラリーで　佐藤倫子写真展CAMBOを観ました。
CAMBOは作者が初めて使った4×5カメラなのだそうです。（ただし展示作品はデジカメ撮影）
オランダで撮影された写真は単純化されたフォルムと色彩が印象的な快いもので、このギャラリーのコンクリート造りともよくマッチしています。

オランダという地名はリートフェルトやモンドリアンを想起させますが、改めて調べてみると昨年（2017年）が、デ・ステイル100周年だったのですね。