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2019年9月23日月曜日

Kodak PhotoCD

増税前の駆け込みもあってPCをWindows10マシンに更新しました。
そこで少し困ったのが、Kodak PhotoCD※を読み込めるソフトがすくないことです。

いろいろ探したところ、IrfanViewというフリーソフトで開けることがわかりました。(https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/irfanview/)複数の解像度にも対応でき(プラグインが必要)、一括してTiffやJPEGなどに変換するバッチ処理機能も便利です。(CD一枚をまるごと変換するまえに、予めハードディスクなどにコピーしておかないとひどく時間がかかります)

※ PhotoCDといっても、もう知る人も少ないでしょうが、1990年代初期にKodakが発表した画像保存のフォーマットです。
まだデジタルカメラやスキャナーがほとんど普及していなかった時代に、フィルムをスキャンしてCDに保存してくれるというサービスでした。一般用は約600万画素が最大で、一枚のCDには最大100コマ程度が記録できました。
一枚の画像を複数の解像度で記録するという特殊なフォーマットなので、専用のビューワソフトが必要です。Kodakでは今でも公開していますが、とっくにサポート切れで、自己責任で使えとあります。それを改めてWindows10マシンにダウンロードしてもうまく動作しません。(裏技があるのかもしれませんが)
PhotoshopCSの時代にはプラグインがあったのですが、これもとっくになくなってしましました。

100コマを一度に記録すると1万円近くしたと思いますが、ほかに手段がないので思い入れのあるネガやポジを1000コマ近く記録してあります。やはり何とか再利用したいもの。
技術の進歩はありがたいのですが、古い資産が使いにくくなるのはやはり不便ですね。

2019年9月19日木曜日

三木淳 生誕100年写真展

ニコンプラザ新宿で開催中の「生誕100年記念 三木淳写真展」をみてきました。(9月30日まで)
フォトジャーナリズム全盛時代の、まさにアメリカ的な写真群で見ごたえがあります。
撮影年を見て、「この子供たちは自分とほぼ同世代だ・・・」などと感慨にふけることもしばし。
ブラジリアを写したシリーズのなかでも、朝靄にうかぶ景色は印象的です。光を選ぶことにも神経を注いだことがわかります。

自分は一度だけ三木淳氏を見かけたことがありました。ニコンサロンが銀座の松島眼鏡店にあったころ、たまたま入った写真展で自作を解説するギャラリートークを幸運にも拝見できたのです。どのような展示だったかすっかり忘れてしまいましたが、ユーモアを交えた語り口はまだ耳の奥に残っています。