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2021年3月30日火曜日

小穴式ルーペ

 新聞小説を読む習慣はあまりないのですが、3月28日の朝日新聞に載っていた池澤夏樹の「また会う日まで」をみていて「東京帝大の小穴純君」という記述が目に入りました。

東京大学の駒場博物館で「小穴純とレンズの世界」という展示を見たのがもう10年以上むかしの2009年でした。年譜によると、帝大の講師であった昭和9年、26歳の時に「南洋ローソップ島において日食観察」とあるので、小説に描かれているのはこのときのことなのでしょう。戦前の、しかも南の島のことで、観測の準備も大変だったと想像されます。

で、白黒写真をプリントをする人が必ずと言ってよいほどお世話になるのが「小穴式ピントルーペ」。これ以上のものはもう作られることはないでしょう。調べてみるとすでに製造は打ち切られているようで、残念です。


2021年3月27日土曜日

Super Resolution

 Photoshopの新しい機能に Super Resolution なるものが出てきました。Camera Rawで編集するときに「強化」※を選択すると解像度が2倍になるという謳い文句です。つまりデジタルカメラの画素数が4倍になる魔法のような機能です。ちなみに一度強化した画像をさらに強化することはできません。

ビネガーシンドロームで寿命がきたネガをデジタル化していますが、ひどく変形してしまうとスキャナーのネガキャリヤに入らなくなります。そこでガラス製のネガキャリヤに挟み、ライトボックス上でデジタル一眼で複写してみました。2600万画素フルサイズ機に50mmマクロレンズをつけて撮影し、Super Resolution を適用すると一億画素を超えます。 


これを2400dpiのフィルムスキャナーと比較してみると、まあまあの勝負です。(例はビネガーではない、新しいネガ。左側がカメラ撮影、中央は左のデータにSuper Resolutionを適用したもの、右側がフィルムスキャナー使用)
下の写真はネガの全体です。

ブローニー以下のフィルムのデジタル化には十分使えそうです。

※ Intensifyを「強化」と訳したのでしょうが、個人的にはもう一工夫ほしかったという気もします。ファイル名にも自動的に「***強化」 とつきます。

イメージ・インテンシファイアは(光電子)増倍デバイスと訳されていたので、「強化」よりは「増倍」や「倍増」のほうがぴったりきます。文字通り解像度を「倍増」しているのですから。

2021年3月25日木曜日

コロナの花見 その2

 だんだん暖かくなり、都内の桜も満開になってきたようです。それにつれてリバウンドが気になります。

週末はあまり天気もよくないようなので、はたしてどうなりますか…

2021年3月17日水曜日

コロナの花見

 東京都でも桜が開花し春になってきました。近所の公園を歩くとちらほらと咲いています。

コロナが収まってくれるとよいのですが、下げ止まりどころか増加に転じてきたようです。都立の公園では花見の宴会をさせないように、柵で囲っています。

「長屋の花見」のように、お茶けやたくあんで酔ったマネをするのもダメでしょうか?

酒柱がたつとよいのですが...