この週末六本木の新国立美術館にて開催中の《ルートヴィ
ヒ美術館展》をみてきましたが、「期待以上」の素晴らしい
展覧会でした。
内容はドイツ ケルンの20世紀美術のコレクション展ですが、
表現主義絵画から1990年代に至る現代美術の優品が並ぶなか、
アウグスト・ザンダー、アレクサンドル・ロトチェンコ、マン
・レイなど同時代の重要写真作品もかなり豊富に展示されて
いました。それぞれのセクションで絵画・彫刻と共通する時代
思潮が写真にも感じられましたが、特に第二次大戦以後のポッ
プ・アートやスーパーリアルな絵画表現において絵画と写真、
動画の境界が曖昧化され新しい局面に入ったことが印象的に
みてとれました。
ケルンの人口規模は世田谷区程度ですが、そこにこれだけ
の質・量の近現代美術コレクションがあるとは…やはり彼の
国と我が国の文化水準には大変な格差があると溜息がでまし
た。(JH)
上記はメールで投稿したため「投稿者」が正しく表示されませんでした。実際は会員のJHさんの記事です。なお、展覧会のHPは
返信削除https://ludwig.exhn.jp/