お盆休みのさなか、都写美のルイジ・ギッリ展に出かけました。さぞかし空いていると思いきや、入り口ではまさかの行列! ほかにも展示があるので、すべての人がギッリを観るのではないのですが、記憶の限りこんな行列は初めてです。20分ほど並んで入場出来ました。
正直なところ、ギッリという写真家についてはほとんど何も知りませんでした。たまたま目にしたパンフレットの写真がモランディの絵画のような静けさを湛えていたので興味をひかれたのですが、まさにモランディのアトリエを撮った作品でした。
彼の写真を観て行くと、人物は殆ど後ろ向きに撮られています。解説を読むと「展示物を見つめる人、その人を背後から撮影するギッリ、ギッリが撮影したイメージを見る鑑賞者・・・」という視線の連鎖が表現されているそうです。会場では、作品1点をアップにしなければ撮ってもよいので、ギッリの作品を鑑賞する人を背後から撮ってみました!
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