写真とは直接関係ありませんが、小平の武蔵野美術大学で開かれている「ムサビのデザイン」展に行きました。
オリベッティとブラウンという、かつて(といっていいでしょう)デザインポリシーで一世を風靡した企業のプロダクトデザインを展示しています。
日本の家電はどのメーカーを見ても区別がつかないほど似た製品ばかりですが、この二社の製品には明確な主張と存在感があります。
イタリアの明るさと明快さ、そしてドイツの生真面目さと厳格さといえばよいでしょうか。
メーカーとしてのオリベッティはすでに役割を終え、最近のブラウンはひげそりと電動歯ブラシの会社になってしまったようです。 良質なプロダクトデザインを追及するには、IT分野の進歩や変遷があまりにも早すぎるのでしょうか。 いま、彼らの正当な後継者はアップルが担っているとも思えますが、これもいつまで続くことか。
形を変えた良き時代の「昭和レトロ」を観た気分でした。
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