夕刊を開いたら、ゾーンシステム研究会の写真展の案内が出ていました。
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2014年12月16日火曜日
2014年12月10日水曜日
江古田から中野坂上へ
新宿から四ツ谷にかけて、甲州街道沿い=地下鉄丸の内線沿いに「写真ギャラリーベルト」ができています。 量ではそれと比較すべくもないのですが、地下鉄大江戸線の新江古田から中野坂上、そして新宿に質の高い写真を観られるギャラリーが点在しています。
江古田 日本大学芸術学部 芸術資料館
「卒業生によるオリジナルプリント展」 ・・・ 12/5終了
篠山紀信、高梨豊、沢渡朔、小川隆之、深瀬昌久・・・ かつてカメラ雑誌でしか見たことのなかっ た「懐かしい」プリントが並んでいます。 写真そのものより、この写真を雑誌などで観たときの、時代の記憶を反芻することになってしまいました。
中野坂上 写大ギャラリー 「肖像 - 対峙する視線」 (12/26迄)
タイトルにあるように、こちらを見つめている「カメラ目線」の肖像写真。
怒りで唇が震えているような梅原龍三郎(このエピソードは六本木の富士フイルムスクエアで開催中の「土門拳 二つの視点」で詳しく紹介されています。)など、おなじみの写真も多いのですが、同じく土門の撮ったイサム・ノグチの大きな瞳が印象的でした。
ついでに、新宿ニコンサロン・・・
金村 修写真展 Ansel Adams Stardust (You are not alone) ・・・ 12/8終了
暗室のごみ箱から拾ってきた印画紙を壁一面に貼り付けたような展示です。 或いは、津波で流されたプリントのようにも見えました。 新宿や渋谷などの繁華街のスナップショットが主題のようです。 色々と文章もたくさん書いてあるのですが、小生の知能ではよく理解できませんでした...
江古田 日本大学芸術学部 芸術資料館
「卒業生によるオリジナルプリント展」 ・・・ 12/5終了
篠山紀信、高梨豊、沢渡朔、小川隆之、深瀬昌久・・・ かつてカメラ雑誌でしか見たことのなかっ た「懐かしい」プリントが並んでいます。 写真そのものより、この写真を雑誌などで観たときの、時代の記憶を反芻することになってしまいました。
中野坂上 写大ギャラリー 「肖像 - 対峙する視線」 (12/26迄)
タイトルにあるように、こちらを見つめている「カメラ目線」の肖像写真。
怒りで唇が震えているような梅原龍三郎(このエピソードは六本木の富士フイルムスクエアで開催中の「土門拳 二つの視点」で詳しく紹介されています。)など、おなじみの写真も多いのですが、同じく土門の撮ったイサム・ノグチの大きな瞳が印象的でした。
ついでに、新宿ニコンサロン・・・
金村 修写真展 Ansel Adams Stardust (You are not alone) ・・・ 12/8終了
暗室のごみ箱から拾ってきた印画紙を壁一面に貼り付けたような展示です。 或いは、津波で流されたプリントのようにも見えました。 新宿や渋谷などの繁華街のスナップショットが主題のようです。 色々と文章もたくさん書いてあるのですが、小生の知能ではよく理解できませんでした...
2014年12月4日木曜日
星より遠い色
地下鉄半蔵門線 水天宮駅近くのミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで「浜口陽三と国際メゾチント展 星より遠い色」を観ました。 (入場料600円 12月23日まで)
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20141011-1223/
メゾチントは、銅板の表面に細かい凹凸をつくったうえで、その一部を削り取ってグラデーションを表現する凹版の版画技法です。
漆黒の闇に浮かぶ画像は、写実的な表現も、抽象的なものも、宇宙の光を感じさせるとても魅力的なものです。 デジタルで手軽に鑑賞・複製できるイメージとは異なり、鼻をこすりつけるようにして、質感を味わうことが要求されます。そのために、会場にはマスクが用意されていました。
写真との近親性を感じながら観ていくと、図録の「版画技法発明史略年表」には 1642年のメゾチント技法と並んで、1839年ダゲレオタイプ銀板写真、1879年フォトグラヴュール(腐食凹版)も、しっかり記載されています。
さらに、植田正治氏も魅了されたそうで、12月6日にはトークイベント「植田正治のカメラ的メゾチント表現」も開催されます。(要予約)
http://www.yamasa.com/musee/events/20141206/
伝統的な技法を駆使して新しい表現を追及する姿勢は、我々も見習わなければならないと感じながらじっくりと鑑賞してきました。
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20141011-1223/
メゾチントは、銅板の表面に細かい凹凸をつくったうえで、その一部を削り取ってグラデーションを表現する凹版の版画技法です。
漆黒の闇に浮かぶ画像は、写実的な表現も、抽象的なものも、宇宙の光を感じさせるとても魅力的なものです。 デジタルで手軽に鑑賞・複製できるイメージとは異なり、鼻をこすりつけるようにして、質感を味わうことが要求されます。そのために、会場にはマスクが用意されていました。
写真との近親性を感じながら観ていくと、図録の「版画技法発明史略年表」には 1642年のメゾチント技法と並んで、1839年ダゲレオタイプ銀板写真、1879年フォトグラヴュール(腐食凹版)も、しっかり記載されています。
さらに、植田正治氏も魅了されたそうで、12月6日にはトークイベント「植田正治のカメラ的メゾチント表現」も開催されます。(要予約)
http://www.yamasa.com/musee/events/20141206/
伝統的な技法を駆使して新しい表現を追及する姿勢は、我々も見習わなければならないと感じながらじっくりと鑑賞してきました。
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