この施設は一年ほど前にオープンしたそうですが、私は今回はじめて訪れました。
http://taisho-kuu.tokyo/
大正大学というと仏教系の学校という認識しかなく、写真展などとはあまり縁がないように想像していたのですが、一歩足を踏み入れると写大ギャラリーにもひけをとらない落ち着いて写真の鑑賞が出来るスペースでした。
広川氏のTimescapesシリーズは何回か観ているのですが、会場の照明をぎりぎりまで落とし、目が慣れるまではキャプションさえ読めないほどの環境では、巨大なプリントに悠久の時の流れをより強く感じることが出来ます。 「くう」とは仏教用語から名づけたそうですが、何億年もの時間を表現したコンセプチュアルな作品にふさわしい名と環境です。
月の満ち欠けをビデオで表現した「月齢」も、ゆっくりと楽しむことが出来ました。
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