神保町で今日から始まった古書市を冷やかし、のんびり歩いてギャラリーバウハウスへ。井津由美子展 ICARUSは、柔らかで繊細なプラチナプリントとサイアノタイプの展示です。一階展示の花はハイキーで柔らかなトーンがすばらしいプラチナが主体ですが、それ以上に驚いたのはサイアノでした。どちらかというと色味の魅力が主体と思ってきたのですが、サイアノでこれだけ微妙で繊細なトーンが出せるというのは驚異でした。
地下へ降りていくと、鳥の巣と卵、羽根、そして骨のかけらという主のいないイカロスを感じさせる展示です。
神の領域を目指した結果、その怒りに触れて墜落したという運命が我々にも降りかかってこないか、漠然とした不安を感じながらもゆっくり楽しむことができました。おすすめです。(11月18日まで)
家に帰ってから、10年前のスピーカーで「バイワイヤリング」を試してみました。高音と中低音のユニットをそれぞれ別のケーブルでアンプとつなぐのです。どういう理屈なのかよく判らないのですがこれで音質が改善?されるらしい。ケーブルを追加で買う程度の出費なので試してみた次第。気のせいか音が深く豊かになったようなのですが、微妙なところですね。音の世界はおくが深い。
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