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2018年9月22日土曜日

ミケランジェロと理想の身体

国立西洋美術館で会期末間近に「ミケランジェロと理想の身体」展をみました。
とはいっても、ミケランジェロの作品はたった2点・・・ パンフレットによれば大理石像は世界中に三十数点しかないので、これは大変なことなのだそうです。たしかに運送だけでも平面物とは比較にならないほど大変な作業でしょう。
程よい混雑加減で、ゆっくりとみることができました。

会場には古代の彫刻も並んでいますが、表現の精密さや力強さではミケランジェロの時代と区別がつきません。「ルネサンス」という言葉が「復興」を意味することを改めて実感させられました。
美術館の庭や常設展示ではロダンの彫刻も多くみられます。この数百年で、彫刻に求められるものが大きく変わったことも比較できました。

常設展も含めて歩き疲れた後は、ロビーの寝椅子でゆっくりできます。美術館を設計したコルビュジェの協力者シャルロット・ペリアンのシェーズロングは本当に寝てしまいそうなほど心地よいものでした。

2018年9月14日金曜日

フォトバー サヨウ

以前も紹介したコマーシャル写真家・森健児氏の個展案内をいただきました。
本日オープンの「フォトバー サヨウ」というお店が会場です。
https://photo-bar-sayou.amebaownd.com/

場所は関内駅近く、吉田町にあるビルの二階です。この近くで土居慶司氏が度々写真展を開いているので、比較的おなじみの場所でしたが、さすがに少し迷いました。
お店のオープンと写真展の初日ということもあり、大勢の方が入れ代わり立ち代わり見に来ています。
勿論ご本人も対応に大童。その中を縫ってお話ができました。

銀塩写真について、並々ならぬ情熱と実験精神をお持ちの方です。
納得できる粗粒子効果を得るための実験にフィルムをン千本も消費したとか、特注の和紙にエマルジョンを塗って印画紙を自作するとか、ちょっと真似のできないお話ばかりでした。 花という被写体の雰囲気を最大限に表現するという目的には、そんなこだわりも必要なのですね。