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2023年7月9日日曜日

写大ギャラリー 形あるもの、形なきもの

 7月8日の例会後、有志で写大ギャラリーの「形あるもの、形なきもの」展を見学しました。

東京工芸大学創立百年を記念した、卒業生の作品展示です。中島代表のプリント(Strange of Light)前では、作者による臨時のギャラリートークになりました。

また写大ギャラリー専門職員の深尾さんには展示について詳しい説明をしていただき、大へん有意義でした。入り口わきには本城直季による巨大な渋谷の写真(small planet)が掲げられ、会場に入ると田沼武能によってその60年前に撮影されたほぼ同じ場所の写真(渋谷駅前広場 1948年)が出迎えるという仕掛けです。歴史を伝える写真やコマーシャル写真などをぐるっと鑑賞すると、最後は大辻清司による実験的な作品で締めくくられます。

その後、ギャラリーの収蔵庫も見せてもらうことができました。20℃50%RHに保たれた庫内には入れませんが、無酸性ボックスに保存された膨大なプリントには圧倒されます。その庫内から展示スペースまで、外気にさらすことなく移せるという配慮も、写真プリントの貴重さを改めて認識させられました。
研究会のポートフォリオがこのコレクションに加えていただけたのは、名誉なことです。





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