PGIで開催中の潮田登久子写真展「BIBLIOTHECA/本の景色」を観ていると、こんなことがぼんやりと心に浮かんできました。(4月28日まで)
写真家は「・・・『本』をオブジェとして写真撮影を試みているうちに、情報の担い手という『本』自体の持っている役割を超えて、新たに『本』そのものの存在が魅力となって浮き上がってきました。」といいます。
難解な書籍で知られる出版社の社屋(というより家)に積まれた本、実験写真で知られた写真家の、主の不在となった書斎に積まれ、土に還りつつある本、などなど。本というモノの存在は、その中に担われた情報のみならず、バックグラウンドの情報によって果てしない広がりをもつということを再認識させられ、見飽きることがありませんでした。
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