アンコールワットなどで見慣れた重厚な作風とは打って変わって、軽快な鱒釣りの風景から写真展は始まります。解説によるとこれも大判で撮ったそうですが、まるでスナップショットのように自由自在にカメラを操っているところはさすがです。
ギャラリーバウハウスの井津建郎写真展「洋梨の誘惑」を会期末間際に訪れました。

階下の展示は洋梨を肉感的に撮った作品です。作者のステートメントによると洋梨の味と形に魅せられたそうですが、プラチナプリントのやわらかな表現がその思いとマッチしていて魅力的です。仮面に自己を仮託した表現に、対象を凝視するいままでの姿勢とは異なる方向を感じました。
見ていると My favorite things のメロディーが聞こえてきそうな、楽しい展示でした。
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