先日、練馬区美術館の池田龍雄展に行ってきました。
(会員のHさんからの情報で知りました。)
池田先生はシュールレアリスムの画家で、数年前、研究会総会でレクチャーを行っていただいたことがあります。レクチャーの際は画集を見せていただいたのですが、本物は比べ物にならないくらいの感動がありました。著作権があるので画像は載せませんが、以下美術館のHPをご覧ください。https://www.neribun.or.jp/museum.html
世の中を風刺した妖怪のようなイメージが強烈でした。研究会のレクチャーによると、水木しげるにも影響を与えたとのこと。また今回の展覧会でわかったのですが、絵だけでなく、パフォーマンスをやっていた時代もあったようです。なにしろ必見です。
最寄り駅は西武池袋線の中村橋から徒歩3分。私の自宅から距離的には遠いのですが、何と「最寄り駅から直通運転で行くことができる」ということがわかってなぜか得したような気分でした。
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2018年4月30日月曜日
2018年4月28日土曜日
森健児写真展 Flowers
表参道のChristofle青山本店で森健児写真展「Flowers」が開催されました。(5/13迄)
ナポレオンも愛用したという歴史のある銀器の店で、銀のフォトフレームに収められた写真は、通常の写真展とは一味も二味も違う宝石のような光を放っています。
アーティストステートメントに「写真が発明されて以来、その感光材料としてシルバーが使われてきました。 シルバーの美しさが時代を写し撮ってきたのです・・・」とあるように、色彩豊かな花をあえて白黒写真で表現するのは、(私が知る限り)この作家の一貫した姿勢です。その作品は、色彩を殆ど排除した銀器との相性がことのほかよいように思えます。華やかな光を反射する銀と、光を吸い取り固定する銀粒子との対比のおもしろさでしょうか。
官能的な花の美しさばかりでなく、どこか分析的で即物的なカール・ブロスフェルトの写真を想い起こさせる作品もあり、作者の力量を感じます。
このような写真展がなければ、まず足を踏み入れることのないシルバーの世界に、ゴールデンウィークの初日に訪れることができました。
ナポレオンも愛用したという歴史のある銀器の店で、銀のフォトフレームに収められた写真は、通常の写真展とは一味も二味も違う宝石のような光を放っています。
アーティストステートメントに「写真が発明されて以来、その感光材料としてシルバーが使われてきました。 シルバーの美しさが時代を写し撮ってきたのです・・・」とあるように、色彩豊かな花をあえて白黒写真で表現するのは、(私が知る限り)この作家の一貫した姿勢です。その作品は、色彩を殆ど排除した銀器との相性がことのほかよいように思えます。華やかな光を反射する銀と、光を吸い取り固定する銀粒子との対比のおもしろさでしょうか。

このような写真展がなければ、まず足を踏み入れることのないシルバーの世界に、ゴールデンウィークの初日に訪れることができました。
2018年4月24日火曜日
妙高高原撮影会
4/21(土)-22(日)、中島先生ご指導のもと、総勢6名(中島先生、藤田さん(柏崎)、宮内さん(茨城)、大野さん、中澤さん、鈴木(知))にて春の撮影会に行ってきました。
まだ4月だと言うのに、陽射しは初夏のようで軽く日焼けしました。予想どおり残雪はかなり厳しく、かたまりがちらほら残るぐらいでしたが、藤田さんのナビゲーションのお陰でポイントを巡って頂き、快適な撮影ができました。前日に入られてた中島先生のリサーチで見つけた不思議な廃墟も印象的でした。21日は、妙高高原を中心に、イモリ池、別荘地周辺、関川の河原などを撮影しました。
22日は、皆さん早朝からホテルの周りを撮影していた模様、、、それから車で近くのゴルフ場、残雪の残る北側斜面などへも行きました。
より条件の良いところを探してみましたが、まだ道路整備が終わっていない通行止めが多く、午前中は黒姫牧場、御鹿池などをまわりました。
午後は、宮内さん大野さんとはお別れ。宮内さんは小布施のらくがんを買いに、おしゃれな赤いFIATの大野さんは、松之山の美人林(ブナ林)を撮りに行かれた模様。
残る4名は戸隠まで足を延ばしました。
戸隠は思いのほか条件が良く、残雪もかなり残っていました。
今回はここで夕刻まで粘るのかと思いきや、、、許された時間はたった1時間!!
後ろ髪引かれる思いですぐに移動し、結局、鏡池までたどり着いたのでした。
今回はここで夕刻まで粘るのかと思いきや、、、許された時間はたった1時間!!
後ろ髪引かれる思いですぐに移動し、結局、鏡池までたどり着いたのでした。
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2018年4月23日月曜日
菩提樹ラスク
ギャラリー宙 コレクション展
写真のコレクターとしても有名な会員のAさんは、自宅の一室をギャラリーにして時々写真展を開いています。今回は4月後半の土日に久しぶりの展示があったのでお邪魔しました。前回、私が拝見してからは4年が経っていました。
よく晴れた日曜の午後、東横線日吉駅から25分ほど歩いて到着しましたが、初夏を通り越したような暑さです。個人のお宅なので限られた人しか来ませんが、それでも見知った顔が続々と集まってきます。
案内状に「今回の展示はカラーの現代写真をメインに展示します」とあったのですが、実際に拝見するとジャンルー・シーフやルース・バーンハードの有名なヌード、大辻清司、最近亡くなった風間健介といった作家たちの白黒写真もあります。「展示のバランスをとる必要があった」とのお話でしたが、それより「どうやって手に入れたの?」などと下世話な話になってしまいました。
Aさんに作品や作者について丁寧に解説していただきましたが、現代の写真ではそのコンセプトを言葉で説明することも重要な要素になっているそうです。ネット上のフリー画像素材をプリントし、コラージュしてから撮影・プリントすることで架空の物語を紡いだという作品は、いきなり観てもそのバックグラウンドを理解することはできないわけで、そのコンセプトまるごと一式が作品なのでしょう。この話を聞いて、前に紹介したサマセット・モームの「・・・美は各時代の要求に関わるものであり、・・・絶対的な美の本質を探すのは無駄だ・・・」という文を思い出しました。
最近のアートの傾向は「絵画が具象的になり、写真が抽象的・コンセプチュアルになってきている」のだそうです。これが時代の要求なのでしょうか。
こんな話をしていると、あっという間に夕方になってしまい、本当に楽しいひと時でした。
で、帰路には前回と同様リンデンバウムのバウムクーヘンを買いました。バウムクーヘンで作った「菩提樹ラスク」が絶品で、これも家内から厳命を受けた大切なミッションなのです。
よく晴れた日曜の午後、東横線日吉駅から25分ほど歩いて到着しましたが、初夏を通り越したような暑さです。個人のお宅なので限られた人しか来ませんが、それでも見知った顔が続々と集まってきます。
案内状に「今回の展示はカラーの現代写真をメインに展示します」とあったのですが、実際に拝見するとジャンルー・シーフやルース・バーンハードの有名なヌード、大辻清司、最近亡くなった風間健介といった作家たちの白黒写真もあります。「展示のバランスをとる必要があった」とのお話でしたが、それより「どうやって手に入れたの?」などと下世話な話になってしまいました。
Aさんに作品や作者について丁寧に解説していただきましたが、現代の写真ではそのコンセプトを言葉で説明することも重要な要素になっているそうです。ネット上のフリー画像素材をプリントし、コラージュしてから撮影・プリントすることで架空の物語を紡いだという作品は、いきなり観てもそのバックグラウンドを理解することはできないわけで、そのコンセプトまるごと一式が作品なのでしょう。この話を聞いて、前に紹介したサマセット・モームの「・・・美は各時代の要求に関わるものであり、・・・絶対的な美の本質を探すのは無駄だ・・・」という文を思い出しました。
最近のアートの傾向は「絵画が具象的になり、写真が抽象的・コンセプチュアルになってきている」のだそうです。これが時代の要求なのでしょうか。
こんな話をしていると、あっという間に夕方になってしまい、本当に楽しいひと時でした。
で、帰路には前回と同様リンデンバウムのバウムクーヘンを買いました。バウムクーヘンで作った「菩提樹ラスク」が絶品で、これも家内から厳命を受けた大切なミッションなのです。
2018年4月7日土曜日
黒白フィルム販売終了
朝刊に「白黒フィルム販売終了へ」という見出しで、富士フイルムが「白黒写真用「黒白フィルム」の販売を終えると発表した。」とでていました。
昨年のシートフィルムに続き、35mm、ブローニー、印画紙もすべて終了するようです。
http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0081.html?_ga=2.58039404.735524514.1523059653-796062856.1518665996
明記はされていませんが、関係の現像薬なども無くなるでしょうね。
それにしても、これだけの文の中に「白黒」「黒白」「フィルム」「フイルム」と、色々な表記があるものだと感心します。新聞の校閲担当も大変でしょう。
昨年のシートフィルムに続き、35mm、ブローニー、印画紙もすべて終了するようです。
http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0081.html?_ga=2.58039404.735524514.1523059653-796062856.1518665996
明記はされていませんが、関係の現像薬なども無くなるでしょうね。
それにしても、これだけの文の中に「白黒」「黒白」「フィルム」「フイルム」と、色々な表記があるものだと感心します。新聞の校閲担当も大変でしょう。
2018年4月6日金曜日
東京オルタナ写真部 写真展
表参道のピクトリコギャラリーに注文したものをとりに行くと、「東京オルタナ写真部」という写真展を開催中でした。
サイアノタイプ、鶏卵紙、カーボンプリントなどさまざまな技法による作品が展示されています。なかにはインクジェット用紙にサイアノタイプの感光剤を塗ったという作品もあり、古い技法でもいろいろな試みを行う余地がありそうです。

女性の作品が目に付くのは、しっとりした表現が合うからでしょうか。
サイアノタイプで感心したのは昨年見たバウハウスでの展示でした。表現を豊かにするにはそれぞれのノウハウがあるのでしょう。
サイアノタイプ、鶏卵紙、カーボンプリントなどさまざまな技法による作品が展示されています。なかにはインクジェット用紙にサイアノタイプの感光剤を塗ったという作品もあり、古い技法でもいろいろな試みを行う余地がありそうです。
女性の作品が目に付くのは、しっとりした表現が合うからでしょうか。
サイアノタイプで感心したのは昨年見たバウハウスでの展示でした。表現を豊かにするにはそれぞれのノウハウがあるのでしょう。
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