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2020年11月18日水曜日

千代田路子写真展 「私は彼女と長い夢をみる」

 六本木アマンドの角を曲がり、芋洗坂を下ったところにあるストライプハウスギャラリーを初めて訪ねました。千代田路子さんの写真展を拝見するのは昨年に続いて二度目ですが、今回は広島にあるという修道院を舞台にした作品群です。(11月20日まで)


 

写真はすべてスクエア、展示も左右対称を意識しているようで、深い祈りと敬意が伝わってきます。
修道院の写真というと奈良原一高の「王国」を連想してしまうのですが、ここでは黙想する人の視点が中心となっているようです。
お経のように折りたためる写真集も、内容にマッチしています。
ギャラリーの外観もおしゃれです。

西麻布のギャラリーE&Mまでは歩いて20分ほど。午後の当番に間に合いました。

2020年11月12日木曜日

石元泰博 ヴィヴィアン・マイヤー

写真展の会場であるギャラリーE&M西麻布から徒歩圏?にある二つの写真展にいきました。

東京都写真美術館では、入り口で体温チェックを受けて入場。石元泰博の写真は何回観ても新たな発見があります。例えば「シカゴ こども」と題されたシリーズのNo.6は、着飾って星条旗を持つ黒人少女、それをちらっと見おろす白人女性の視線、そして石元の視線は交わらない。1960年という時代は今以上にこの視線は離れていたと思われるのですが、本質は今も変わっていないようです。それにしても作者の瞬間的な造形力は圧倒的です。

さて、6時で我々の写真展がクローズしてから、骨董通りを少し歩いてヴィヴィアン・マイヤー日本初個展と銘打たれた「Self portraits」(11月28日まで)へ。会場はAkio Nagasawa Gallery Aoyamaで初めて行く場所です。写真展の看板も出ていないので、まさに知る人ぞ知るところ。

ヴィヴィアン・マイヤーは数年前に突然有名になった伝説の写真家ですが、そのプリントを観るのは初めてです。作者自身も(おそらく)プリントをしていないにもかかわらず、どうしてこれだけの作品を生み出すことが出来たのか驚異的です。

石元とマイヤーはほぼ同じ時代にアメリカの市井を撮影していますが、もちろんお互いを知っていたはずはありません。そこにはどこか共通した視点が感じられるようです。


2020年11月10日火曜日

写真展スタート

11月10日からいよいよ写真展が始まりました。今年は残念ながらオープニングパーティも、そしてギャラリートークもできない事態となってしまいました。

快晴で急に寒くなりましたが、多くのかたにご来場いただきました。






2020年11月9日月曜日

写真展搬入

11月8日、研究会のメインイベント・写真展の準備を行いました。

レーザー水準器を使うと、額の展示も効率的です。
感染が懸念される季節となったので、使い捨て鉛筆などで対策しました。

展示作業も2時間ほどで終了しました。
いよいよ10日火曜日からオープンです。