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2026年6月2日火曜日

富士フイルムフォトサロンとPGI

台風が近づきつつある日の午後に、ギャラリーを二か所めぐりました。

1 六本木 富士フイルムフォトサロン

 井津建郎 「無常」は、超大判カメラでとらえた遺跡などなじみ深いイメージが主ですが、このギャラリーの方針で額にガラスは入れてないため本当に間近に見ることができます。
なかにはベルトパーティションが設置されている貴重な作品もあります。
大部分はプラチナプリントですが、ゼラチンシルバープリントもあって、描写の違いを楽しむことができました。プラチナプリントはリアルな世界よりも、どこか別の世界を描くのに適しているように思えるのは、考えすぎでしょうか。
会場には同時に日本写真協会賞を受賞した作品が展示してあるのですが、それぞれの表現領域があまりにかけ離れているようで、正直なところすこし戸惑いました。

写真歴史博物館には潮田登久子「マイ ハズ バンド」が展示してあります。こちはらはプリントサイズも小ぶりで、ホームドラマを見るような親しさがあります。作者は大辻清司氏に師事したということで、家族を見つめる視線、というより作者を見つめる家族の視線にどこか師の影響が感じられるようです。

六本木駅から地下鉄大江戸線に乗り、2駅目の赤羽橋からPGIへ。

2 原直久「柘榴」
小さな果実を8x10で接写するのは技術的にも大変な作業だと想像されます。果肉は宝石のように輝いていて、まるで内部から発光しているようにも見えます。
プリントは銀塩、プラチナ、インクジェットが使われているそうですが、ほとんど見分けることができないほどクオリティがそろっているのも作者の力量を感じさせます。

もっと長居したかったのですが、空模様も怪しくなってきました。


 

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