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7月の末、ちょうど本書を読み終えるころにJR山田線を三鉄が引き受けるかどうか、現地調査が行われたというニュースが流れ、すっかりおなじみになった(つもりの)望月社長をテレビで拝見しました。 まさに現在進行中のドキュメンタリーです。
(岩手県知事のコメントは、JRという巨大組織の無責任さを警戒するようにも聞こえましたが、この点は本書ではあまり深くは追求されていません。)
本書は悲惨な津波の被害からの復興を描いたドキュメンタリーですが、その視点はあくまでも暖かく、現実のつらい部分の描写は最低限に抑えられています。 三鉄といえばあまちゃんというイメージも強いのですが、NHKとのコンタクトの裏話も面白おかしく紹介されていて、あまちゃんを観たことがない私も思わず笑ってしまいました。
この物語は、絶望的な状況でも強い意志と希望、そして実行の戦略を持てば克服が可能であるというお手本のような内容です。 お互いを思いやる協力精神をもつことが、我々人類が今まで生き延びてきた戦略であったと再認識させられます。 そして、それがあれば、近い将来、自分がヒサイシャの立場となっても何とかなる・・・という希望を持つことができる、そんな内容です。 一読をお勧めします。
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