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2018年11月28日水曜日

プリントコレクション その2

前にも書いたように、研究会ではプリントをコレクションすることも重要な活動としています。そんなわけで拙宅にも少しずつプリントが増えてきました。そうなると保管や展示も悩むことになります。
ブックマットを作って額に入れるのが展示のお約束ですが、写真展の会場と自宅とでは大きさの感じもかなり変わってきます。写真展では当然大きいほうが見ごたえがあるのですが、家に飾るには全紙や半切では大きすぎるようです。
写真左から、「16×20額に入れた11×14プリント」「8×10マットに入れた5×7プリント」「14×17額に入れた8×10プリント」。
写真展では展示用と販売(コレクション)用にサイズ違いを準備するのがよいかもしれません。

2018年11月26日月曜日

富士フィルムギャラリーへ

 今日は富士フィルムのギャラリーをハシゴしました。
丸の内MY  PLAZA 4階で織作峰子さんのスイスアルプスのデジタルで撮影された写真を見学し、在廊されていた織作さんと2ショットの写真を撮っていただきました。
 その後、六本木に移動し1階ギャラリーでアンセルアダムスやウエストンの写真を堪能しました。オリジナルの銀塩写真は美しい。

明日から始まる写真展のハガキ頂いてきました。オイルプリントも数点展示するそうです。
織作さんに許可得ましたので写真添付します。



2018年11月25日日曜日

マルセル・デュシャンと日本美術展

秋晴れの日曜日、上野の国立博物館でデュシャン展へ。


宣伝が行き届いているせいか、難解な?現代アートでありながら随分混雑しているようです。100年近く経っているので、十分市民権は得ているのでしょう、第一次大戦などの大きな社会的背景がどれほど彼の考えに影響したのか、あまり深く考えずに楽しむことが出来ます。


興味深かったのは、デュシャンが自作のミニチュアやメモなどを箱に入れたものを「作品」にしていること。「箱に入れる」ということで、ただの複製も秘密めいた、魅力のあるモノになるような気がします。なかでも「Lumiere et Jougla」という乾板か印画紙と思しき箱は、箱そのものにも惹かれました。

この種の企画展としては珍しく、殆どの作品が写真撮影可となっています。それは良いのですが、会場でひっきりなしにスマホのシャッター音がひびくのは少しうるさい。
逆に「撮影不可」の展示はマン・レイのプリントであることが多いようです。

展示の最後には「遺作」の映像が「堂々と」上映されています。以前、杉本博司の展示で想起したのですが、この遺作も秘密の「箱」のように思えてきました。

観終わってから、隣の「旧博物館動物園駅」の公開に立ち寄ると、なんと「本日の整理券は終了しました」とのこと。それでも、初めてここの扉が開いている様子を見ることが出来ました。

ポラロイドによる作品

11月24日、夕暮れの渋谷から池尻大橋まで歩き、モノクロームギャラリーレインのShu Koumura写真展へ。

初日なので普段はドイツに駐在しているという作者とお話をすることが出来ました。聞けばタイプ55など、はるか昔に製造中止となったピールアパート式のポラロイドフィルムを使って作品作りを続けているそうです。フィルムはオークションなどで出品があり、未開封であればまだ使えるそうです。そのかわり、1パックがン万円もするので、費用は莫大にかかるとか。
(どなたか未開封のタイプ55をお持ちであれば、御本人にコンタクトしてください!)

ブラウンに調色されたプリントで、暗鬱な冬のドイツの森が描かれています。このような表現にポラロイドはあっているようにも思えます。

パーティではドイツ土産という貴腐ワインをごちそうになり、すっかり暮れた池尻を後にしました。

2018年11月22日木曜日

修理完了

先週依頼したロールフィルムホルダーの修理が終わったので受け取りに行きました。
内部のスプリングが1個脱落していたのと、全体的にネジが緩んでいたそうです。外観は比較的キレイなのですが、以前の使用者に酷使されたのかも知れません。この612サイズは建築写真用に使うことが多かったそうです。

巻き上げロックを解除するレバー(中央上部の銀色の部分)も、操作が不十分だと故障の原因になるそうで、こんなことも丁寧に教えていただきました。

その他、ストロークが長く、プレスシャッターでも使えるレリーズも買い求めました。

2018年11月16日金曜日

修理

写真展も終わって一息ついたところで、以前から懸案だったロールフィルムホルダーの修理を頼みにTOYOカメラサービスへ行きました。会員Kさんのご推薦の業者です。
地下鉄九段下から歩くことしばし、地図を見ながら来たのですが、ビルの入口を探して少しウロウロ。
4×5サイズとほぼ同じ6×12のフィルムホルダーはけっこう貴重品で中古の値段も張るのです。ざっと見て「バネが折れているかもしれないが、部品はあるので多分直るだろう」とのことでした。

2018年11月15日木曜日

写真展終了!

メインイベントだった今年の写真展もあっという間に最終日です。
 11月14日は暖かくて良い天気に恵まれました。
私は四ツ谷のポートレートギャラリーを見学。



ここから甲州街道を20分ほど歩くと新宿御苑のフォトギャラリーシリウスに着きます。
















15時に撤収開始。梱包作業は大童、次の展示が控えています。
 Kさんの手さばきは何回見ても真似できない早業、あっという間に終了しました。

2018年11月9日金曜日

写真展 オープニングパーティ

11月8日の写真展初日にはオープニングパーティを行いました。平日にもかかわらず多くのお客様に来ていただき、展示のしがいがあります。

新宿駅方面から来たときの看板です。









ギャラリーのアプローチ。








会場には「撮影・SNS公開OK」と表示しました。最近の展示のトレンド?







オリジナルプリントの展示即売コーナーもあります。
お買い得です!






6時からはパーティです。
例年、会員Tさんの奥様が本格的なオードブルを作っていただくので大感謝。


貴重なお酒の差し入れも例年どおり!

乾杯!




盛会のうちにお開きとなりました。


2018年11月7日水曜日

写真展スタート!

11月7日午後、新宿御苑のアイデムフォトギャラリー シリウスで写真展の展示作業を行いました。今年の作品は45点、かなりの力作がそろっています。
ギャラリースタッフのおかげもあり、作業は2時間ほどで終了しました。明日からのご来場をお待ちしています。




2018年11月4日日曜日

オルタナティブ展示のはしご

文化の日の晴天から一転して泣き出しそうな11月4日に二つの展示をはしごしました。

宝槻稔展「道具の力」 https://www.interart7.com/ 11日まで

日本橋三越から少し歩いてspace2*3というギャラリーに初めて行きました。地図を頼りに少し迷うと、駐車場の中に立つ細いビルの一階でした。

サイアノタイプ、プラチナ、インクジェットなどの技法を組みあせて、使い込まれた大工道具などを表現した作品群です。
 この作者のプラチナプリントは、他では見られない豊かな階調が表現されています。とくに刃物のぎらりとしたシャープな光沢は印象的で、これを短くなるまで研いで使った職人の心持ちまで感じ取れるようです。



地下鉄で池尻大橋まで移動し、モノクロームギャラリーレインのJeffery M Graves & Lloyd A Greene 展へ。(本日が最終日)

それぞれポリマーフォトグラビュール、プラチナ・パラジウムプリントによる二人の展示です。アメリカのオハイオやコロラドという自然豊かな
?地方の風景ですが、どこか日本のしっとりした風景を思わせる描写でした。

池尻大橋から少し歩いて駒場東大前へ。
駅のすぐそばにあるLe Ressort (ル・ルソール)というパン屋さんのクロワッサンが美味しいのです。