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2017年12月31日日曜日

撮り納め

今年も大晦日となりました。
昨日の夜、渋谷の夜景を8×10で撮り、先ほど現像したばかり。うまくプリントできるかどうか・・・。今日は年越しカウントダウンで大変なことになっているでしょう。


ちなみに撮影中「カメラを撮ってもよいですか?」と声を掛けられました。あまりインスタ栄えはしないと思いますが。

よいお年を!



2017年12月22日金曜日

田中長徳のウィーン

クリスマスも近い冬至の夕方、神田明神にお参りしてからギャラリー・バウハウスへ行きました。田中長徳写真展 WIEN CT70

CT70の意味が判らなかったのですが、作家が70歳となる記念の個展のことらしい。1973年と2016年という、40年を隔てたウィーンのスナップショットで、そう知らされるまではその年代の違いはあまり際立ってきません。街が変化しないというより、作家の心の眼がぶれていないのでしょう。雪に埋もれたシトロエンなど、この季節によくあった作品を楽しみました。(12月26~1月8日まで休廊)

2017年12月20日水曜日

写真展 撤収

1週間の写真展も本日でおひらき。作品の点数、来場者とも今までにない盛況でした。

3時からの撤収と搬出は1時間足らずで終了。今年のメインイベントもおわりました。

2017年12月15日金曜日

写真展スタート

いよいよ写真展がスタートしました。
14日の夕方からはオープニングパーティに多くの来場をいただきました。
会員の奥様手作りの豪華なオードブルや、差し入れの越乃寒梅も好評のうちにあっという間に完売しました。



中島代表の挨拶


豪華なオードブル


越乃寒梅もあっというまに完売

2017年12月13日水曜日

写真展の展示作業

いよいよ明日14日から写真展が始まります。
今日は4時から、四ツ谷のポートレートギャラリーで展示作業を行いました。

 持ち寄った作品の開梱からスタート。

全紙サイズの作品は現場で額いれ。












 レーザーレベルを使って高さ調整も効率よく行います。さすがプロのお仕事。

















2時間半ほどで展示も完了しました。いよいよ明日から開幕です。

今回は近来になく作品も豊富で内容も充実しています。
大勢のご来場をお待ちしています。

2017年12月7日木曜日

ラプソディ イン ブルー

夕景の写真を撮ろうということになり、若洲海浜公園に行きました。暮れも近くなると天気も安定してきて夕焼けにあたる確率も高くなります。
羽田から離陸する飛行機の光跡と橋をうまくあわせようとすると、結構あちらこちらを動くことに。それでも数十秒の露光をしているとかなり寒くなります。
風邪をひかない内に引き上げましたが、この橋を眺めていると「ラプソディ イン ブルー」が聴こえてきます。高級外車には縁のない身ですが・・・


2017年12月6日水曜日

Jマート閉店のビラ

今朝の新聞のチラシを見てびっくり。近所のホームセンター閉店のお知らせが入っていました。暗室に必要な機材は自作せざるを得ないことも多く、この店はよく利用していたので衝撃的です。
 ガーデニングでも家内が頼りにしていたので、我が家にとってはかなり痛手となります。

 つい先日、会員のN氏、S氏とこの近くを車で通った時にホームセンター談義となりましたが、それから数日でこの悲報に接するとは何かの因縁でしょうか。背景はわかりませんが、系列店の整理も進んでいるようです。

2017年12月2日土曜日

東川米 ゆめぴりか

2年前に「写真の町 東川」でゾーンシステム研究会の写真展を行いましたが、その時口にした東川産のお米「ゆめぴりか」がとても美味しく、それいらい毎年のように取り寄せています。今年も新米が届きました。
「東川には3つの道=鉄道、国道、そして水道=がない」というのがご自慢で、それほど水がよいところなのだそうです。
 同じ「ゆめぴりか」でも近所のスーパーで買ったものとは明らかに違います。味ばかりでなく、冷えても弾力があっておいしくたべられます。
 
 これからしばらくはご飯がおいしくなります。

写真展パネル制作

 ゾーンシステム研究会の写真展も迫って来たので、会場に展示するパネルの準備をしました。例年は写真展挨拶とゾーンの解説の2点ですが、今年はポートフォリオの案内が加わります。
 いずれもA2判で、発泡スチロールの糊付ボードに紙を貼りつけますが、新聞1ページ大のサイズなので、皺や泡が入らないように作業は緊張します。

 原稿はワープロソフトで作り、pdfにしてから街のコピー店でプリントしたのですが、よく見ると所々文字化けしていてびっくり。あわてて店に引き返し、今度は店頭のPCからプリントして無事に完成しました。
 最近のコピー機はUSBメモリから直接プリントできて便利なのですが、思わぬ文字化けトラブルに見舞われました。

2017年11月30日木曜日

必見 アンセル・アダムス展

 六本木のフジフイルム・スクエアで開かれているアンセル・アダムス展は12月6日までです。アダムスのオリジナルプリントをこれほどの規模で観られるのは、1999年の日本橋三越、2006年の名古屋ボストン美術館以来のことでしょう。

 オリジナルプリントを見るだけでなく、各所にちりばめられたアダムスのメッセージにも背中を押されたり、頭をたたかれたりします。
なかでも
「写真は撮るものではない、創るものだ。 You don't take a photograph, you make it.」
「プリントだけが作家の意図とメッセージを表わしている。」という言葉には改めてアダムスの意思を強く感じます。


 研究会の写真展を前に、プリントに行き詰った会員は(そうでない人も)必見であると強くお勧めします。必ず大きな刺激をもらうことでしょう。プリントの完成度の高さばかりでなく、それを仕上げるために払われた努力の大きさがが伝わってくる展示です。
観おわってからクリスマス一色になってる街を歩いて六本木ヒルズへ。ドイツのマーケットを再現したという一角で、ソーセージやチョコレートなどで一服しました。

2017年11月28日火曜日

Adobe Max 2017

アナログ写真の研究会ブログにはふさわしくないかもしれませんが、Adobeの展示会に行ってみました。パシフィコ横浜に来るのは春のCP+以来です。

ソフトウエアの機能は激しく変化(進化ともういらしい)しているので、中々ついていけません。今回の目的もそこにあり、Photoshopについて調べても判らないことが、詳しい人への質問でようやく腑に落ちました。
 いろいろと話をしていく中で、「白黒の画像データをPCなど様々な環境で見せる場合、カラー情報を捨てた純粋に白黒のデータにするより、カラー情報を残しておくほうが見え方に差が少ない」とは目から鱗の話。判らないことは詳しい人に対面で聞くのが最も効率がよい、というのが今日の教訓です。
3時過ぎに会場を出ると、朝からの曇り空に光がさしてきました。

2017年11月25日土曜日

写真プリント研究会

 日本写真芸術学会の「写真プリント研究会」を初めて聴講しました。会場は中野坂上の東京工芸大学です。講演は学会長の内藤明先生で「プリント雑感」。会場に入るとおなじみの顔もあって安心します。

開会の挨拶では、写真の発表形態が多様化する現代にはプリントのクオリティがおろそかになる例も見られるので、写真プリントに関するセミナーを開催するに至ったということでした。

内藤先生のお話は銀塩プリントに関するきわめ広範な内容で、階調表現、濃度に関すること、多階調印画紙の特性や実例、トーニング、現像や定着条件の及ぼす影響、ネガと印画紙のマッチング方法、引伸ばし機の調整方法に至るまで、正直言って、ついていくのが難しいほどの盛りだくさんでした。

中でも興味深かったのは「主観的階調表現」という項目。どのような画像表現を好ましいと思うか、多くの人の好みを分析して感光材料の特性を決めたという件でした。過去には随分と詳しい研究もされたらしいので、いずれもっと詳しいお話を聞き、自分の表現に活かしたいと思いました。


2017年11月19日日曜日

プリント指向という写真展

高田馬場にあるギャラリー Alt_Medium でグループ写真展 hamadayama tune 2017 を観ました。ステートメントによれば、写真というメディアのなかで、とりわけプリントという媒体を重視し、「print oriented (プリント指向)」をキーワードにして制作したということです。 (11月28日まで http://altmedium.jp)
電子媒体による表現が盛んになるなかで、プリントという「モノ」の重要性を主張する展示は貴重なものになりつつあるようです。
従来からの写真表現に沿った、いわば「安心して」見られる作品ばかりでなく、作者の意図を俄には理解しづらいコンセプチュアルなプリントもあり、バラエティに富んでいます。

つぎに中野坂上の写大ギャラリーで 橋口譲二写真展「Individual—日本と日本人」を観ました。夕暮れ近く、観客は私の前に2人ほどいましたが、30分経っても誰も帰らず、最後に入った自分が最初に出ることとなりました。それほど見ごたえのある展示です。http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/index.html

展示室に入ると、17歳から始まって100歳を超える老人たちまで、日本各地の人々が、真正面からこちらを凝視しています。静かなのに圧倒的な存在感です。
市井の人々を撮った写真としてはザンダーを思いうかべることもできますが、分析的で、標本のように感じらるそれとは異なる印象です。
キャプションには被写体となった人々の姓名から生年月日、今朝食べたものなどが逐一書かれており、この人たちが歩んで来た人生と、その後はどうなっただろうか、などという想像も膨らんできます。

で、すっかり夜になった東京を離れて横浜へ。
還暦を迎えた以前の仕事仲間のお祝いパーティに参加しました。主賓は慣例の赤いチャンチャンコを着せられています。

宴も終って記念撮影ということになり、会場係に撮影を頼みました。タブレットで撮られた写真はプリントされることもないでしょうね。


2017年10月31日火曜日

ジンジャーマンクッキー

これから渋谷方面はにぎわうのでしょうが、この季節になるとジンジャーマン・クッキーが食べたくなります。というのも、十数年前にカリフォルニアで写真家ジョン・セクストンのワークショップに参加した時、彼の師匠でもあったアンセル・アダムスはこのクッキーが好物だったときかされ、ワークショップの休憩時間によく出されたのです。
そんなわけで、家内に焼いてもらいました。素朴な味わいです。

ワークショップの昼食時に表へ出ると、ハロウィンの仮装行列でにぎわっていました。まだ日本ではあまり盛んではなかった頃ですが、本場(?)のアメリカではカリフォルニアの田舎町でもすっかり定着していたようで、珍しく眺めたのを覚えています。
当時の写真を引っ張り出してみると190万画素でも高画質な部類。こんなことも時代を感じさせますね。

2017年10月27日金曜日

ICARUS

神保町で今日から始まった古書市を冷やかし、のんびり歩いてギャラリーバウハウスへ。井津由美子展 ICARUSは、柔らかで繊細なプラチナプリントとサイアノタイプの展示です。一階展示の花はハイキーで柔らかなトーンがすばらしいプラチナが主体ですが、それ以上に驚いたのはサイアノでした。どちらかというと色味の魅力が主体と思ってきたのですが、サイアノでこれだけ微妙で繊細なトーンが出せるというのは驚異でした。
地下へ降りていくと、鳥の巣と卵、羽根、そして骨のかけらという主のいないイカロスを感じさせる展示です。
神の領域を目指した結果、その怒りに触れて墜落したという運命が我々にも降りかかってこないか、漠然とした不安を感じながらもゆっくり楽しむことができました。おすすめです。(11月18日まで)

家に帰ってから、10年前のスピーカーで「バイワイヤリング」を試してみました。高音と中低音のユニットをそれぞれ別のケーブルでアンプとつなぐのです。どういう理屈なのかよく判らないのですがこれで音質が改善?されるらしい。ケーブルを追加で買う程度の出費なので試してみた次第。気のせいか音が深く豊かになったようなのですが、微妙なところですね。音の世界はおくが深い。

2017年10月23日月曜日

Un-known

知人のお二人が下北沢で写真展を開くので、しばらくぶりに足を運びました。
駅からはほんの数分でたどり着く場所ですが、入口を探して少し迷いました。かなりにぎやかで年季の入ったビルの外階段を登った3階です。

世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル3階 バロンデッセ ラテ&アートギャラリー
秋田佳則・薬真寺昭彦二人展 un-known
10月29日まで

ギャラリーは六畳ほどの部屋に区切られており、その中の四室を使って展示してあります。一面白く塗られた小部屋は展示スペースとして魅力的です。

作者はどちらも写真関係の仕事を長く勤め、知識も技術も確かな方です。何気ない風景を切り取った不思議な感じにあふれており、下北沢という街にピッタリの印象です。

薬真寺さんの写真はかつてのコンポラ写真にも通じる視線で人々を暖かくみつめており、一方で秋田さんの写真は殆ど人気のない、謎めいた風景が中心となっています。この作風がコラボレーションすることで1+1が2以上の効果を挙げています。

展示は本日(10月23日)からですが、昨夜は台風が真上を通過する中での搬入作業で大変だったとか。



 辞去した後、しばらくぶりに下北沢を歩いてみました。戦後の闇市の雰囲気を残していた商店街も先日撤去され、広場が広がっています。この風景もこれから大きく変っていくのでしょう。


で、もう一つの目的であった下北名物「アンゼリカ」のパンを買おうと南口に出たのですが、いくら探しても店がない! 帰ってから調べると7月に閉店したということでした。カレーパンが人気の店だったので、ちょっと残念です。

2017年9月5日火曜日

入船から渋谷へ

  台風が東の海上を北上したお陰ですっかり涼しくなった9月の初め、いつもお世話になっているレンタル暗室 アトリエ・シャテーニュで濃度計を使わせて頂きました。

 このレンタル暗室は設備が充実していて大変ありがたい場所です。
測定作業は一時間ほどで終り、天気もよいのでぶらぶらと銀座方面へ歩きました。
いくつかギャラリーをハシゴしましたが、渋谷で中古カメラ市が開かれているのを思い出し、地下鉄に乗って東横デパートへ。
渋谷も来るたびに通路が変るので迷子になりそうです。

大判カメラやレンズの値段も信じられないほど安くなっていますが、写真を撮るには消耗品の値段が天文学的になってきました。
結局散財はせず、そのまま帰宅した次第。

2017年7月20日木曜日

生誕140年 吉田博展

写真展ではありませんが、「生誕140年 吉田博展」は一見の価値があります。私はヨセミテ公園や渓流の版画の印象が強かったのですが、展示を見ると油彩、水彩などの画業の多彩さに驚きます。アメリカのみならず世界各地を旅して描いた作品が多いことも、当時の海外渡航事情を想像すると驚異的です。
洋画界の重鎮であった黒田清輝と対立したというエピソードや、三宅克己の水彩に大きく影響されたという話も初めて知りました。
で、作品ですが、関東大震災をきっかけに手掛けたという木版画がやはり圧倒的です。水に映る陽の光のグラデーション、夕景の中にぽつんと光る灯りなど、版画という比較的ダイナミックレンジの狭い技法を用いながら、そこに光の存在を感じさせる技術は本当にすばらしい。
写真表現にも大変参考になります。
8月27日まで 損保ジャパン日本興亜美術館


2017年7月11日火曜日

写真展 ゼラチン・シルバー・ファインプリント

ゾーンシステム研究会の有志とプロ写真家の5人でグループ写真展を開くことになり、7月10日夕方に骨董通りのギャラリーストークスで展示作業を行いました。

富士山、雪景色、植物、風景、静物など作者それぞれの想いを並べるには少し手間取りましたが、2時間ほどでほぼ目鼻がつきました。
展示の釘打ちはさすがにギャラリーにお任せして7時ごろには解散。





いよいよ明12日からスタートです。多くのご来場をお待ちしています。