アクロスのシートフィルム販売終了など残念なニュースがつづく中、新製品の情報が会員から届きました。
***
4月からBerggerが、135、120、4x5、5x7、8x10サイズのISO400 PANCRO Filmを、世界のマーケット向けに、いっせい発売しました。
まだ、日本での系統だった流通が、必ずしもはっきりしませんし、価格もバラバラですが、いくつかの店で入手可能のようです。
インターネットで調べると、BIC CAMERA始め、複数の販売店を見つけることができます。
シートフイルムは、例えば、BIC CAMERAで、25枚入り4x5が出ていました。
http://www.biccamera.com/bc/item/3630276/
http://www.biccamera.com/bc/item/3630277/
そして、ようやくヨドバシにも出て来ました。(4x5 50枚入りで13、130円)
http://www.yodobashi.com/product/100000001003492622/
すでに、多数の外国人写真家がネット上のFORUM SITEで意見交換を行っていて、フイルムテストの結果も少しですが発表されています。(十分チェックしたわけではありませんが、概ね好評のようです。)
また、you tubeにもいくつかの投稿があります。興味のある方は、チェックして見ると面白いと思います。
なお、私は、以前に一箱テストしたことがあり、もう少しテストを繰り返したくて、FREESTYLEに一箱注文していましたが、何と3週間かかって昨日ようやく届きました。 (DHL(B&Hが採用)に比べFEDEX(FREESTYLEが採用)のサービスは、もう一つです。)
参考までに50枚入り、CIF(送料込み)価格で、UD77.99でした。(何故か、B&Hは取り扱っていません。半年前から、入手次第オッファとなってます。)
http://www.freestylephoto.biz/232364-Bergger-Pancro-ISO-400-4x5-50-Sheets
以上、ご参考まで。
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2017年6月22日木曜日
2017年6月18日日曜日
中島秀雄写真展 静物写真〜偶然と必然
南青山・骨董通りのギャラリーストークスで「中島秀雄写真展 静物写真〜偶然と必然」が開かれました。
今回はタイトル通り、対象をじっくり観察した静物が主体で、モノとしての美しさにとどまらず、謎めいたセッティングも作者独自の視点が際立っています。
6月14日のオープニングレセプションには日芸写真学科の原先生、鈴木先生からご挨拶があり、銀塩やオルタナティブプリントの美しさを若い世代にもっとアピールする必要があるという共通の思いをお話しいただきました。
今回はタイトル通り、対象をじっくり観察した静物が主体で、モノとしての美しさにとどまらず、謎めいたセッティングも作者独自の視点が際立っています。
6月14日のオープニングレセプションには日芸写真学科の原先生、鈴木先生からご挨拶があり、銀塩やオルタナティブプリントの美しさを若い世代にもっとアピールする必要があるという共通の思いをお話しいただきました。
2017年6月9日金曜日
2017年5月29日月曜日
新緑と残雪の撮影会 @妙高高原
ゾーンシステム研究会で今年3回目となる「新緑と残雪撮影会」を行ないました。
柏崎に住む藤田会員の強い勧めにより、場所は妙高高原に決定。日程も藤田さんの下見の結果、5月27、28日になりました。
1日目: いもり池~苗名滝~黒姫近辺
一部の人は前日から現地入りしましたが、あいにくの空模様でほとんど下見に終ったそうです。27日もどんよりした天気ですが、白黒で撮るには光が回って程よい条件です。
朝早くから撮影していた前日組みと、土曜日の早朝に東京を発った当日組みは「いもり池」で合流。背景の山々は雲で見通せないので、周辺の白樺などを撮影。

赤倉温泉ホテル無門で朝食をとって撮影再開。田植え真っ最中の田圃などを撮りながら、苗名(なえな)の滝へ。雪解けの水量が豊富で、迫力は相当なものでした。
午後になり、本日の最終ポイントの黒姫方面に向う途中、材木の伐採現場に遭遇。現場で樹皮をむかれた木の肌が美しく、許可をもらっての撮影となりました。普通では見過ごしてしまいそうな題材に美を見つけ、それを表現するプロセスの大切な訓練です。

本日の撮影はこれにて終了。ホテル無門の温泉につかって疲れを取りました。
2日目: ホテルにて人物撮影~笹ヶ峰~乙見湖周辺
ホテル無門のFox Shayah (シャーヤ)さんは、絵のモデルも務めたことがあるというひと。早速頼み込んで俄かモデル撮影会となりました。(今年の写真展テーマは人物です! お忘れなく)
カメラと言えばデジカメかスマホが当たり前の若い世代にとって、オールドファッションの大判カメラはどう見えたでしょうか。
本日の撮影地は笹ヶ峰周辺。藤田さんによれば「三脚を立てたところが撮影ポイントだ」という風景写真に最適の場所だそうです。天気もピーカンになってきました。
まず、キャンプ場の駐車場で、残雪の山をみつけ、これを題材に撮り始めました。形の面白さ、雪のテクスチャの表現がポイントになります。
乙見湖(笹ヶ峰ダム湖)やその周辺で残雪と鮮やかな新緑の白樺などを撮って、ほとんど一日。新緑を表現するためのグリーンフィルター、青空や雲を際立たせるためのオレンジフィルターなど、フィルターワークの的確さが求められ、とてもよい勉強になります。

3時ごろには撮影を切り上げ、電車で帰る人を妙高高原駅まで送って解散となりました。
未だ撮り足りない人もあり、数名はもう一泊することになりました。
冬場はスキーなどでにぎわう赤倉温泉も、このシーズンはすいています。前出のShayahさんも海外からの観光客を招く活動をしているとか。
新緑が目にしみるすばらしい風景が印象的な撮影会でした。
柏崎に住む藤田会員の強い勧めにより、場所は妙高高原に決定。日程も藤田さんの下見の結果、5月27、28日になりました。
1日目: いもり池~苗名滝~黒姫近辺
一部の人は前日から現地入りしましたが、あいにくの空模様でほとんど下見に終ったそうです。27日もどんよりした天気ですが、白黒で撮るには光が回って程よい条件です。
午後になり、本日の最終ポイントの黒姫方面に向う途中、材木の伐採現場に遭遇。現場で樹皮をむかれた木の肌が美しく、許可をもらっての撮影となりました。普通では見過ごしてしまいそうな題材に美を見つけ、それを表現するプロセスの大切な訓練です。
本日の撮影はこれにて終了。ホテル無門の温泉につかって疲れを取りました。
2日目: ホテルにて人物撮影~笹ヶ峰~乙見湖周辺
カメラと言えばデジカメかスマホが当たり前の若い世代にとって、オールドファッションの大判カメラはどう見えたでしょうか。
本日の撮影地は笹ヶ峰周辺。藤田さんによれば「三脚を立てたところが撮影ポイントだ」という風景写真に最適の場所だそうです。天気もピーカンになってきました。
まず、キャンプ場の駐車場で、残雪の山をみつけ、これを題材に撮り始めました。形の面白さ、雪のテクスチャの表現がポイントになります。
乙見湖(笹ヶ峰ダム湖)やその周辺で残雪と鮮やかな新緑の白樺などを撮って、ほとんど一日。新緑を表現するためのグリーンフィルター、青空や雲を際立たせるためのオレンジフィルターなど、フィルターワークの的確さが求められ、とてもよい勉強になります。
3時ごろには撮影を切り上げ、電車で帰る人を妙高高原駅まで送って解散となりました。
未だ撮り足りない人もあり、数名はもう一泊することになりました。
冬場はスキーなどでにぎわう赤倉温泉も、このシーズンはすいています。前出のShayahさんも海外からの観光客を招く活動をしているとか。
新緑が目にしみるすばらしい風景が印象的な撮影会でした。
2017年4月23日日曜日
PENTAX SPOTMETER Ⅴ 共通の欠陥
先日の残雪撮影会で、私はスポットメーターの故障という思わぬ不運に見舞われてしまいました。天下のゾーンシステムも露出計が無くては、全く役に立ちません。
このような事にならぬよう、時々露出計のチェックをオススメします。
さて、、、
実は、PENTAX SPOTMETER Ⅴ 共通の欠陥があることがわかりました。
写真のように、電池ケースのマイナスは1本のボルトで生命線!とも言える本体アースに繋がっています。
このボルトはストラップの止め金具の固定と三脚穴も兼ねていて、使っているうちにいつか必ず緩んできます。それが接触不良の原因でした。「PENTAX SPOTMETER Ⅴは半永久的に壊れない!」と定評があり信用してたのですが、、、、。
このボルトはストラップの止め金具の固定と三脚穴も兼ねていて、使っているうちにいつか必ず緩んできます。それが接触不良の原因でした。「PENTAX SPOTMETER Ⅴは半永久的に壊れない!」と定評があり信用してたのですが、、、、。
このネジを締め直せば、簡単になおります。ゴム系ボンドで緩み止めしておけば良いと思います(と言うか、製造過程で忘れたのか、、、)
僕は心配なので、このアース線を電池ケースの裏側などから新しくバイパスし、接続しなおしました。
もし、「急にメーターの振れが不安定」「電池があるのに動かない」などの症状は恐らくこれが原因ですので、簡単に修理可能です。
プラステックカバーの外し方は、底の小ネジ2本、製造番号銘板裏(カッターナイフなどでこじって剥がす)の隠し小ネジ1本、ファインダー裏の隠しリング1枚を外し(先の細いピンセットなどを差し込んで)、全体を上にズラすと外れます。
照明ライトのボタンが、同時にポロっと外れるので、無くさないように!
PENTAX SPOTMETER Ⅴご愛用の方は、ご参考になさって下さい。
鈴木知之★
鈴木知之★
2017年4月14日金曜日
マップケース
プリントやマットボードなど大きな紙類が溜まって、だんだん収拾がつかなくなってきました。かつて「プロの撮り方 モノクロ写真」という本に引き出しの例が紹介されていたのですが(右)、市販ではなかなかいい物がありません。美術館などの業務用はとても高価だったり、大きすぎるのです。
そこで思い切って特注することにしました。ネットで探して、同様のものが得意そうな福岡の手作り家具メーカーに頼みました。特注なので大きさは自由に指定できますが、最大で18×22インチ(ゾーンシステム研究会標準のマットサイズ)とA2サイズが収納できるようにしました。全体の高さは普通の机と同じ70cmで、作業台としても使えるようにしてあります。
注文して待つことしばし、待望の品が届きました。まだニスの匂いがするので、しばらくは活性炭などを入れておきましょう。
追記: メーカーの紹介もしておきます。
よろしければ皆さんもどうぞ。
手作りペイント家具 コロール http://colore.milk.tc

2017年4月2日日曜日
残雪撮影会
4月1日、私含め4人でつくばエキスプレス駅に0時20分集合
294号線を使い、塩原温泉を抜け5時前は檜枝岐村に到着
道路は乾燥しノーマルタイヤでの移動も可能でしたが、
除雪された雪が道路脇には2mを超え、林や河原にはまだ多くの雪が残っていました。
先生に合流後、橋の上や河原の斜面などで撮影をしました。
雪は多く、当分の間残雪撮影は可能と思われます。
春の新緑も期待できそうな場所です、興味ある方は一度訪れることお勧めです。
心配した寒さや、降雪も無く有意義な撮影会となりました。
294号線を使い、塩原温泉を抜け5時前は檜枝岐村に到着
道路は乾燥しノーマルタイヤでの移動も可能でしたが、
除雪された雪が道路脇には2mを超え、林や河原にはまだ多くの雪が残っていました。
先生に合流後、橋の上や河原の斜面などで撮影をしました。
雪は多く、当分の間残雪撮影は可能と思われます。
春の新緑も期待できそうな場所です、興味ある方は一度訪れることお勧めです。
心配した寒さや、降雪も無く有意義な撮影会となりました。
2017年4月1日土曜日
2017年3月31日金曜日
桜咲く…
東京では3月21日に開花宣言がでましたが、1週間以上経ってもあまり咲き進んではいません。それでもなぜかそわそわするのは写真好きの性というものでしょうか。
散歩の途中で時々のぞいている公園に行ってみました。日当たりのよい一角だけがよく咲いています。
昨年オークションで手に入れたワイドフィールドエクター190mmの出番がようやくめぐってきました。フジノンW180mmf5.6よりはイメージサークルが大きくて使いやすいのですが、如何せんシャッター速度が頼りなく、どんな風に撮れたかは現像してのお楽しみ!
池を一回りしてから、カフェが開くのを待って一息いれるのがお決まりのコースです。
週末は天気が崩れそうで、お花見にはあいにくでしょうが、公園にはいたるところにブルーシートが敷かれ、場所取りの人たちが寒そうにしていました。酔っ払い対策なのか、ブランコもご覧の通り。
散歩の途中で時々のぞいている公園に行ってみました。日当たりのよい一角だけがよく咲いています。
昨年オークションで手に入れたワイドフィールドエクター190mmの出番がようやくめぐってきました。フジノンW180mmf5.6よりはイメージサークルが大きくて使いやすいのですが、如何せんシャッター速度が頼りなく、どんな風に撮れたかは現像してのお楽しみ!池を一回りしてから、カフェが開くのを待って一息いれるのがお決まりのコースです。
週末は天気が崩れそうで、お花見にはあいにくでしょうが、公園にはいたるところにブルーシートが敷かれ、場所取りの人たちが寒そうにしていました。酔っ払い対策なのか、ブランコもご覧の通り。
2017年3月30日木曜日
アジェへのオマージュ
最近は古典技法を用いた展覧会をよく目にするようになりました。プラチナプリントはその筆頭でしょうが、鶏卵紙の愛好者もそれなりにはあるようです。名前からの連想だけかもしれませんが、あぶない物質をそれほどは使わないですむという特長もありそうです。(クロムを使ってコントラストを調整することもあるようですが)
ギャラリーバウハウスの「稲垣徳文写真展 HOMMAGE アジェ再訪」では、幸い作者にいろいろと興味深いお話を聞くことができました。
アジェの写真の場所を探してほぼ同じアングルで撮影し、当時と同じように鶏卵紙にプリントしたそうです。8×10に180mmレンズをつけて、イメージサークルが小さいために画面上部がアーチ状にケラれるところまで再現するという徹底ぶり。天候もアジェの作品に近づけるように待ったそうです。5年間パリに通ったという作者の情熱には頭が下がります。
鶏卵紙はもちろん自家製で、これにプリントすることでアジェの世界を再現し、同時にゼラチンシルバープリントにも焼いて並べて展示してあります。
私がアジェの作品を知ったのは印刷による複製で、オリジナルを見たのはずいぶん最近になってからだと記憶しています。それもアボットによるプリントだったかもしれません。同じ風景でもプロセスによる表情の違いが顕著にあらわれて興味深いものがあります。その一方で100年前の風景が多く残っているところにヨーロッパの歴史の重みをも感じます。
かつてアジェの写真は「犯罪現場のようだ」と評されたことがありました。パリの街がこれ以上犯罪現場にならないよう願うばかりです。
ギャラリーバウハウスの「稲垣徳文写真展 HOMMAGE アジェ再訪」では、幸い作者にいろいろと興味深いお話を聞くことができました。
アジェの写真の場所を探してほぼ同じアングルで撮影し、当時と同じように鶏卵紙にプリントしたそうです。8×10に180mmレンズをつけて、イメージサークルが小さいために画面上部がアーチ状にケラれるところまで再現するという徹底ぶり。天候もアジェの作品に近づけるように待ったそうです。5年間パリに通ったという作者の情熱には頭が下がります。
鶏卵紙はもちろん自家製で、これにプリントすることでアジェの世界を再現し、同時にゼラチンシルバープリントにも焼いて並べて展示してあります。
私がアジェの作品を知ったのは印刷による複製で、オリジナルを見たのはずいぶん最近になってからだと記憶しています。それもアボットによるプリントだったかもしれません。同じ風景でもプロセスによる表情の違いが顕著にあらわれて興味深いものがあります。その一方で100年前の風景が多く残っているところにヨーロッパの歴史の重みをも感じます。
かつてアジェの写真は「犯罪現場のようだ」と評されたことがありました。パリの街がこれ以上犯罪現場にならないよう願うばかりです。
水について
最近のスーパーにはたいてい浄水器が置いてあり、初めに有料のボトルを買えば、あとはいくらでもタダで水汲みができます。
私も写真の薬品を溶かすにはもっぱらこれを利用しています。
市販の薬品は水道水を使うことを前提に調合しているはずですが、不純物の少ない浄水を使うほうがよりよいように思い込んでいます。もちろん、目に見えるような違いはありませんが…
ずいぶん前「写真工業」誌に「超ファインプリント入門」という連載記事があり、そこに水質の違いが結果に現れるという記述があったと記憶していますが、探し出せませんでした。どなたかご教示いただけないでしょうか。
で、この水は写真用ばかりでなく、普段の飲食にも使っています。(それが本来の用途ですが) 数ヶ月間湯沸しポットで利用していると、水道水とは明らかにちがい、まったく湯垢がつかないことを発見しました。これこそが目に見える違いです!
私も写真の薬品を溶かすにはもっぱらこれを利用しています。
市販の薬品は水道水を使うことを前提に調合しているはずですが、不純物の少ない浄水を使うほうがよりよいように思い込んでいます。もちろん、目に見えるような違いはありませんが…
ずいぶん前「写真工業」誌に「超ファインプリント入門」という連載記事があり、そこに水質の違いが結果に現れるという記述があったと記憶していますが、探し出せませんでした。どなたかご教示いただけないでしょうか。
で、この水は写真用ばかりでなく、普段の飲食にも使っています。(それが本来の用途ですが) 数ヶ月間湯沸しポットで利用していると、水道水とは明らかにちがい、まったく湯垢がつかないことを発見しました。これこそが目に見える違いです!
2017年3月22日水曜日
写真集
昨日、三省堂・洋書売り場で特売コーナーを見つけ、"ジョージア'オ・キーフ/アンセル・アダムス" の写真集をゲットしました。前半はオキーフのゴーストランチのカラー風景画、つぎにアンセルの写真が続き、6点もの始めてみる写真にちょっと感動。印刷も美しく、価格は1900円。
アンセルは、オキーフに会えたことでポール・ストランドを知り、写真家になる決意をしている。
特にオキーフの芸術に対する情熱と精神力、ポールの写真家としての生き方に強く影響されたといわれている。芸術に取り組む作家や作品に接していることが大事といえます。
アンセルは、オキーフに会えたことでポール・ストランドを知り、写真家になる決意をしている。
特にオキーフの芸術に対する情熱と精神力、ポールの写真家としての生き方に強く影響されたといわれている。芸術に取り組む作家や作品に接していることが大事といえます。
洋梨の誘惑
アンコールワットなどで見慣れた重厚な作風とは打って変わって、軽快な鱒釣りの風景から写真展は始まります。解説によるとこれも大判で撮ったそうですが、まるでスナップショットのように自由自在にカメラを操っているところはさすがです。
ギャラリーバウハウスの井津建郎写真展「洋梨の誘惑」を会期末間際に訪れました。
階下の展示は洋梨を肉感的に撮った作品です。作者のステートメントによると洋梨の味と形に魅せられたそうですが、プラチナプリントのやわらかな表現がその思いとマッチしていて魅力的です。仮面に自己を仮託した表現に、対象を凝視するいままでの姿勢とは異なる方向を感じました。
見ていると My favorite things のメロディーが聞こえてきそうな、楽しい展示でした。
ギャラリーバウハウスの井津建郎写真展「洋梨の誘惑」を会期末間際に訪れました。
見ていると My favorite things のメロディーが聞こえてきそうな、楽しい展示でした。
2017年3月11日土曜日
BIBLIOTHECA/本の景色
PGIで開催中の潮田登久子写真展「BIBLIOTHECA/本の景色」を観ていると、こんなことがぼんやりと心に浮かんできました。(4月28日まで)
写真家は「・・・『本』をオブジェとして写真撮影を試みているうちに、情報の担い手という『本』自体の持っている役割を超えて、新たに『本』そのものの存在が魅力となって浮き上がってきました。」といいます。
難解な書籍で知られる出版社の社屋(というより家)に積まれた本、実験写真で知られた写真家の、主の不在となった書斎に積まれ、土に還りつつある本、などなど。本というモノの存在は、その中に担われた情報のみならず、バックグラウンドの情報によって果てしない広がりをもつということを再認識させられ、見飽きることがありませんでした。
2017年3月10日金曜日
硝子の驚異
物置を整理していて古い本を見つけました。題して「硝子の驚異」(F.シェッフェル著 藤田五郎訳 天然社)、昭和17年初版で、手元にあるのは18年の再版です。裏表紙には「『硝子の驚異』はツァイス、アッベ、ショット三傑人の伝記を叙しつつ、ツァイス光学工場の、従って又天下に冠たる独逸光学工業の駸々たる発展史を描破したものである。・・・」とあり、とても興味深そうな内容なので読み始めました。訳書の序文にもあるように、ツァイスの名は今でもブランドとして定着していますが、アッベやショットはそれほど有名ではないようです。私も三人の名前程度は知っていましたが、光学業界で同時代に活躍した人たちという認識はありませんでした。
で、期待をこめて読み進めると、なんともいえずはぐらかされてしまいます。大げさな形容詞にまぶされた、見てきたような情景描写と心理描写はあるものの、彼らが技術的にどのような課題に取り組み、それを克服してきたかについては殆ど記述がありません。
ガラス屋のショットが、新種の光学ガラスの開発に成功した件はこんな具合です。
「・・・幸運と賢明さと運命とが、ショットの実験を操った。一高一低する緊張と弛緩とに一上一下する成功と幻滅とに、精も根も尽き果てながら、尚もしっかと喰ひ下がるのだった。是が非でも頑敵を圧伏しないことには!/百三十回目の実験を片附けた時、欠陥は除去された。硝子は空気に耐へたのである。・・・」(訳書254頁)
色収差を改善するための低分散ガラスを開発するのに耐候性で苦労したらしいのですが、こんな記述ばかりで具体的に何をしたかが伝わりません。いまどきの論述試験なら文句なく落第点でしょう。
結局読んで判ったことといえば「ツァイスは顕微鏡工場の経営者であったこと」「アッベはそれまでの試行錯誤による顕微鏡設計に光学設計の理論を導入し、他社を圧倒する性能にしたこと」「ショットは新種の光学硝子の開発に成功し、他国からの輸入に頼らなくてもよくなったこと」「アッベはツァイスの跡をついで工場を財団にし、労働者の待遇改善にも尽力したこと」といったことでした。もちろんカメラのカの字も出てきません。(訳書の序文は別として)
温故知新とはいうものの、これはちょっと期待はずれでした。
内藤明個展「echo」
高田馬場ちかくのこぢんまりとしたギャラリーAlt_mediumで内藤明個展「echo」を観ました。
ゼラチンシルバープリントの魅力を発揮した展示です。
端正にプリントされた静謐な風景は、漆黒の中にもかすかなディテールがあり、一方でハイライトのトーンも逃していません。どれも凝視を強いられる素晴らしいプリントです。
作者は風景をX字型に切り取ることがお好みのようで、それぞれの象限(?)に光と闇がダイナミックに交錯しています。風景をヴィジュアライズすることの重要性を再認識させられる、刺激的な内容でした。
5×7プリントの販売価格も驚くほどリーズナブルで、思わず欲しくなってしまいました。
ゼラチンシルバープリントの魅力を発揮した展示です。
端正にプリントされた静謐な風景は、漆黒の中にもかすかなディテールがあり、一方でハイライトのトーンも逃していません。どれも凝視を強いられる素晴らしいプリントです。
作者は風景をX字型に切り取ることがお好みのようで、それぞれの象限(?)に光と闇がダイナミックに交錯しています。風景をヴィジュアライズすることの重要性を再認識させられる、刺激的な内容でした。
5×7プリントの販売価格も驚くほどリーズナブルで、思わず欲しくなってしまいました。
2017年3月8日水曜日
JOBOプロセッサー
先日のCP+で中国製のプロセッサーを見たのに刺激され、我が家のJOBOプロセッサーも少しグレードアップを図っています。
当面の目標は最大16×20のプリントが処理できるようにすることです。ドラム2830と2840を連結すると最大16×20が収容できるのですが、全長が60cm余になり、ドラムの回転と薬液の注入・排出が結構大変になります。
そこでホームセンターで丁度サイズの合うプランター(今回は65cmタイプ・500円程度)を求め、端面の一部をのこぎりで切り取りました。プランターには適温の水(今の気候ならお湯)を張り、ドラムを浮かべて回します。
もちろん全手動です。

端面に切欠きをつけることでドラムを傾けやすく、薬液の排出が楽になります。
ちなみに薬液用の瓶などは100均で買ったので、ここに写っている設備類は合計で1000円ちょっとです。(もちろんドラムは別ですが)
当面の目標は最大16×20のプリントが処理できるようにすることです。ドラム2830と2840を連結すると最大16×20が収容できるのですが、全長が60cm余になり、ドラムの回転と薬液の注入・排出が結構大変になります。
そこでホームセンターで丁度サイズの合うプランター(今回は65cmタイプ・500円程度)を求め、端面の一部をのこぎりで切り取りました。プランターには適温の水(今の気候ならお湯)を張り、ドラムを浮かべて回します。
もちろん全手動です。
端面に切欠きをつけることでドラムを傾けやすく、薬液の排出が楽になります。
ちなみに薬液用の瓶などは100均で買ったので、ここに写っている設備類は合計で1000円ちょっとです。(もちろんドラムは別ですが)
2017年2月24日金曜日
CP+
久しく銀塩写真関係の出品はないものと思っていたのですが、今回珍しくドラムプロセッサーが展示されています。よくみるとJOBOのパクリのようでしたが、このような新製品が生産されているとはちょっとした驚きでした。係の女性と片言の英語でやり取りすると、日本での販売ルートはなさそうで、アリババなどのネット通販でしか手に入らないようです。
「コノ製品中国ニモッテカエレナイノデ、アナタ自動車デキテイルノナラウッテアゲルヨ。」という怪しい売込みがありましたが、故障したらどうなるのか不安なのでご辞退申し上げました。でも8x10フィルムの現像には便利そうなので少し心が動きます。
www.osirisfilm.com帰宅してからJOBOのホームページを見ると、本家もがんばっているようなのでひと安心。
銀塩写真にもまだうごきはあるのですね。
2017年2月12日日曜日
鈴木先生写真展
先日(2/11)、昨年(2016年2月)のゾーンシステム研究会総会でレクチャーしていただいた、日大写真学科教授、鈴木孝史先生の個展を見に行って来ました。タイトルは、「Riverside in Blue」。川の水辺の風景を撮影した作品群の写真展です。青色に調色されたモノクローム銀塩プリントが20数点展示されていました。青のイメージが川の風景にマッチしていて大変すばらしかったです。先日事務局から会員へ連絡をしていただきましたので皆さんご存知とは思いますが、詳細は以下ギャラリーストークスのホームページを参照してください。http://www.gallerystorks.com/index.html
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