ゾーンシステム研究会の会員でもある鈴木知之氏の個展 MonoriuMがギャラリーE&M西麻布で始まりました。(7月30日まで)
MonoriuMというのは、モノクロームの植物標本(Herbarium)という意味を込めた造語だそうです。
すべて縦位置に統一された、黒バックから浮き出るような植物たちの肖像が並んでいます。作者によれば、ハイコントラストとテクスチャを両立させるために粗粒子の表現を工夫したとか。
粒子の荒れ方は気に入った形になるよう、現像方法の試行錯誤を重ねた苦心の表現です。半世紀前に流行した「アレ・ブレ」などとは全く異なる表現を追求したという研究熱心に頭が下がります。
植物は、実際に生えている場所で黒バックを使い、光線状態を勘案しながら撮影したそうです。ブロスフェルトのように形の面白さを前面に出すだけでなく、生えている環境をも考慮した画面の構成になっているようでした。


























